【症例報告】「骨折かも⁉︎足の外側が痛くて走れない」 H.Iくん 小学3年生 サッカー

 こんにちは、伊藤です。

 

【症例報告】

「骨折かも?!

左足の外側が痛くて走れない」

H.Iくん 小学3年生

サッカー

 

夏休みの終わりに

サッカー漬けで普段より

練習量が多く

シュートをたくさん打った

 

その後から

左足の外側が痛くなり

ジョーンズ骨折06

2週間前に整形外科へ行き

レントゲンを撮る

骨には異常なし

 

しかし

圧痛があるので

骨折の疑いありと診断

 

骨折かもしれないと疑われたのは

痛めている部分がサッカーなど

つま先に荷重し

ステップやジャンプ動作を

繰り返し行うスポーツで起こりやすい

Jones(ジョーンズ)骨折の

起こる場所だから

ジョーンズ骨折02

 

また、小学生くらいだと

骨が完成していないため

骨折線がすぐに出ないことが多い

 

様子を見るように言われる

 

1週間経っても痛みは変わらず

学校で走るのもサッカーも

思い切りできない

ということで来院

 

歩きはOK

しゃがみで違和感

走り、正座、足関節を動かすと痛い

 

コーチには

シュートを打つときに

軸足となる左脚側に

倒れすぎていると言われていた

 

そうなると

ふくらはぎ外側の筋肉に

過剰なストレスがかかっている

ことが考えられる

 

ふくらはぎの外側をほぐし

しゃがみ、正座で確認

 

「ちょっと良くなった気がする」

 

足関節の可動域を改善するため

ふくらはぎの前面→後面と

確認しつつ治療を進め

最後に人生初の鍼治療!

 

「マッサージだと痛すぎると思うから

鍼治療したいけど、どう?」

「マッサージより痛くないなら

いーよー」とIくん

 

すごいなぁ(●^o^●)

 

刺す前に「ちょっと待って」と

一息あったものの

「痛くないねぇ」と

余裕で受けてくれました

 

治療中にIくんから

「なんで痛くなったの?」と質問があり

シュートを打つ際に身体を

こうこう使っているからじゃないかなぁと

説明すると

「ふんふん」と聞いてくれました

 

小学3年生に痛くなった理由を

本人に聴かれて

説明したのは初めてだよ!

 

えらいね!

 

身体のことを知って

サッカーできたら

違和感に気づきやすくなるし

パフォーマンスもあがって

ケガも少なくなるからね

 

直後は痛みは減ったものの

まだ残っている状態

 

痛みがある部分への

アイシングをお願いして

サッカーはできるところまで

やってねとお伝えして終了

 

1週間後

お母さんに様子を伺うと

「まだ伸ばすと痛いと言ってますけど

動けてはいるみたいです

治療を受ける前とは

違うみたいですよ」

 

骨折の疑いと診断して

何週間も運動をさせない

のではなく

筋肉をほぐして

動きをよくして

動かしてみる

 

何週間も安静にしてたら

痛くないところまで

痛くなるかもしれないですから

 

安静にと言われて

痛みがなくなっていない

お子さんをお持ちの親御さん

ぜひ診せてください(^◇^)