【症例報告】「骨折かも⁉︎足の外側が痛くて走れない」 H.Iくん 小学3年生 サッカー
こんにちは、伊藤です。
【症例報告】
「骨折かも?!
左足の外側が痛くて走れない」
H.Iくん 小学3年生
サッカー
夏休みの終わりに
サッカー漬けで普段より
練習量が多く
シュートをたくさん打った
その後から
左足の外側が痛くなり
2週間前に整形外科へ行き
レントゲンを撮る
骨には異常なし
しかし
圧痛があるので
骨折の疑いありと診断
骨折かもしれないと疑われたのは
痛めている部分がサッカーなど
つま先に荷重し
ステップやジャンプ動作を
繰り返し行うスポーツで起こりやすい
Jones(ジョーンズ)骨折の
起こる場所だから
また、小学生くらいだと
骨が完成していないため
骨折線がすぐに出ないことが多い
様子を見るように言われる
1週間経っても痛みは変わらず
学校で走るのもサッカーも
思い切りできない
ということで来院
歩きはOK
しゃがみで違和感
走り、正座、足関節を動かすと痛い
コーチには
シュートを打つときに
軸足となる左脚側に
倒れすぎていると言われていた
そうなると
ふくらはぎ外側の筋肉に
過剰なストレスがかかっている
ことが考えられる
ふくらはぎの外側をほぐし
しゃがみ、正座で確認
「ちょっと良くなった気がする」
足関節の可動域を改善するため
ふくらはぎの前面→後面と
確認しつつ治療を進め
最後に人生初の鍼治療!
「マッサージだと痛すぎると思うから
鍼治療したいけど、どう?」
「マッサージより痛くないなら
いーよー」とIくん
すごいなぁ(●^o^●)
刺す前に「ちょっと待って」と
一息あったものの
「痛くないねぇ」と
余裕で受けてくれました
治療中にIくんから
「なんで痛くなったの?」と質問があり
シュートを打つ際に身体を
こうこう使っているからじゃないかなぁと
説明すると
「ふんふん」と聞いてくれました
小学3年生に痛くなった理由を
本人に聴かれて
説明したのは初めてだよ!
えらいね!
身体のことを知って
サッカーできたら
違和感に気づきやすくなるし
パフォーマンスもあがって
ケガも少なくなるからね
直後は痛みは減ったものの
まだ残っている状態
痛みがある部分への
アイシングをお願いして
サッカーはできるところまで
やってねとお伝えして終了
1週間後
お母さんに様子を伺うと
「まだ伸ばすと痛いと言ってますけど
動けてはいるみたいです
治療を受ける前とは
違うみたいですよ」
骨折の疑いと診断して
何週間も運動をさせない
のではなく
筋肉をほぐして
動きをよくして
動かしてみる
何週間も安静にしてたら
痛くないところまで
痛くなるかもしれないですから
安静にと言われて
痛みがなくなっていない
お子さんをお持ちの親御さん
ぜひ診せてください(^◇^)