2021.8.30
院長みやもとです
タモリ×山中伸弥
超人たちの人体
〜アスリート 限界への挑戦〜
(前編)/(後編)
より引用
タモリさん
「今回のテーマはなんでしょう」
山中伸弥さん
「きょうのテーマはズバリ『超人たちの人体』。オリンピック・パラリンピックで歴史を塗り替えると期待されているトップアスリート。その驚異の肉体に最新科学で徹底的に迫りたいと思います。」
東京に世界の超人たちがやってくる。現役最強スイマー、ケレブ・ドレセル。常識破りの無呼吸泳法で驚異の世界記録をたたき出した水の怪物。人類史上初!マラソンで2時間切りをねらう絶対王者エリウド・キプチョゲ。トラックの格闘技、車椅子レース。5つの金メダル獲得を目指す野獣 タチアナ・マクファーデン。人間の歴史を超えていく超人アスリートたち。東京で歴史を塗り替えると期待されるこの3超人に番組は、独占密着!最先端の科学で、誰も暴けなかったその強さの秘密に徹底的に迫る。浮かび上がるのは、限界を超えてどこまでも進化する肉体の知られざる姿。超人たちに宿る神秘の世界をご覧いただきましょう。
(2021年7月19日の放送内容を基にしています)
MRIで、全身を1.5ミリ刻み、2万5000枚以上の画像を撮影。膨大なデータをもとに、ボルト選手の「3DBODY」を構築していきます。
世界で初めて、立体的に浮かび上がったボルトの筋肉の全貌。世界記録を叩き出した巨大な太ももの筋肉が見えてきました。
走るために欠かせないのがお尻の筋肉、大殿筋(だいでんきん)。太ももの横にある外側広筋(がいそくこうきん)も大きく発達していることがわかります。研究者が最も注目したのは意外な場所でした。それは足の裏です。
長年トラックを蹴り続けたボルトの足の裏は驚くほど平ら。いわゆる「扁平足(へんぺいそく)」のようにも見えますが、その内部には見事な骨のアーチ。
土踏まずの部分には分厚い筋肉。なんと骨の下にまでびっしりと筋肉が詰まっていることがわかりました。
この細部まで鍛え上げられた筋肉が世界最速の推進力を支えていたことが、「3D BODY」によって明らかになりました。
<超人ウサイン・ボルト 金メダリストの肉体の宿命>
陸上短距離世界最速の男、ウサイン・ボルト。彼もまた、生まれながらの肉体の宿命に向き合い続けてきた一人です。
「3D BODY」からは、ボルトと肉体の格闘の歴史が見えてきました。
世界最速のスピードでトラックを蹴り続けた足。その太ももには、大きな肉離れの傷痕が残っていました。横4センチ、高さ6センチもの大きさです。ボルトの陸上人生は、この太もものケガとの闘い。肉離れを引き起こす原因は、鍛え上げられた上半身の内部に潜んでいました。背骨です。
ボルトの背骨は、生まれつき左右に大きく曲がっていました。曲がった背骨は走るたびに不規則に揺れ、その揺れが、骨盤に伝わります。それが、骨盤とつながった太ももを過剰に引っ張ることとなり、肉離れの原因になっていました。
速く走ろうと努力すればするほど傷ついていく宿命を持った肉体。ボルトは曲がった背骨による揺れを押さえ込むための強い筋肉を手に入れようと、自らに激しいトレーニングを課していきました。
ウサイン・ボルト
「『もう限界だ』と感じた時、もう一押し自分を追い込めば、その先に行くことができるんです。自分に言い聞かせました。『よく聞け。世界一になりたいんだろ。オリンピックチャンピオンになりたいんだろ』そう言い聞かせないと耐えられないほど、厳しく肉体を追い込みました」
曲がった背骨の揺れを抑え込むために鍛えられていった体幹の筋肉。限界を超えようとするボルトの強い意志に呼応して「筋肉の鎧(よろい)」が築かれていきました。
オリンピック三連覇というあの栄光は、自らの肉体の弱点を受け入れ、格闘を続けた賜物(たまもの)だったのです。
ウサイン・ボルト
「もし背骨が曲がっていなかったら、あんなにも努力しなかったかもしれません。一緒に乗り越えてきたこの肉体に言ってあげたい。『ずいぶん高い所まではい上がったな。ありがとう相棒、お前と一緒で楽しかったよ』」
タモリさん「先生どうですか」
山中さん「才能も大切だと思うのですが、きょう明らかなのは、あのボルト選手でさえ決して短距離にとって100点の体ではなかったということ。背骨が生まれつき曲がっている、それを乗り越えるためにあんなに努力したんだと。感銘を受けました」
タモリさん「人類が森から出てきて二足歩行始めて、それに適応するように骨格から内臓から全部変えたんですね。それに何万年か、十何万年かかかってるわけですけども。さらにアスリートたちは、個人的に自分の中で10年か20年の間にまたさらに体を変えてるんですよね。その原動力は『意志の力』ということですよね」
山中さん「その結晶がオリンピック・パラリンピックなんだなということを改めて強く感じました。スポーツの力ってすごいですよね」
引用終わり
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足が痛い患者さんから
よその医療機関で
「偏平足だから痛みが出る」
と言われたと
お伺いすることが
少なくありません
側弯症の患者さん
よその医療機関で
コルセットで
ガチガチに
固められ
運動を控えるよう
指導を受けている方も
何か
見た目がそうだから
やることはない
余計なことはするな
そう思うのは
わたしだけでは
ないはず
当院では
偏平足の患者さんの
痛みを即効で取ったり
側弯症の患者さんの
見た目を変えたり
動かしやすくしたりする
治療を普段から
行っております
「扁平足だから…」
「側弯症だから…」
ではなく
「扁平足でも!!」
「側弯症でも!!」
に変えていきましょう
お困りの方は
ぜひ診させて下さい
日本全国から
患者さんが
いらっしゃいます