【症例報告】「足の裏が痛い」T.Aさん 小6女子 卓球全国大会出場
卓球
全農杯
全日本選手権
ホープス 女子
準優勝
T.Aさん
【症例報告】
「足の裏が痛い」
T.Aさん
小6女子
7月末
神戸で開催される
卓球全国大会出場を決めた。
こういった症例で
医療機関にかかると
「足底腱膜炎」 「足底筋膜炎」
などと言われる。
まず 下肢の関節に
硬いところがないか
しゃがむ
あぐら
正座などしてもらい
確認する。
ある動作が硬い。
ベッドの上で
うつぶせに寝てもらい
下肢のあるところの硬さをチェック。
もちろん
揉んでチェックしない。
さっと撫でれば
瞬時に分かる。
プロの仕事は
早くて当たり前。
患部ではない
下肢のあるところを
マッサージ・PNFストレッチ。
「待合室まで歩いてって
戻ってきて。」
「どう?変わってる?」
「えっ!変わってる!」
横で見ていたお母さんもビックリ。
「多くの医療機関は
患部の奥が原因と
勘違いしています。
我々は違います。
患部の痛みを
変えることが仕事です。
なんとなく
Aさんの
あるところが
硬いだろうなと
思ったので
チェックしたところ
予想通りでした。
ですから
足底ではない
あるところに
治療したのです。」
お母さんは
ウンウンとうなずく。
翌日
山崎が治療に入り
痛みが取れていることを確認し
逆側も治療。
そして今日
大会前の治療を終え
神戸へ旅立っていった。
こういった症例で
多くの医療機関は
「足の裏が痛い」と
迷いなく
「足底腱膜炎」
「足底筋膜炎」と
診断し
シップ
塗り薬
鎮痛薬
電気治療
&
お約束の
「安静にして。」
そんなんだから
治せないんだよ。
小学校高学年から
中学生は
どんな時期だろうか?
もっとも身長が伸びる時期。
つまり
骨が成長し
周りの筋肉も引っ張られ
筋肉は硬くなる。
練習量も増えて
これまた
筋肉の疲労度も増してくる。
利き腕・効き脚はどちらか?
そのスポーツはどのような動作が多いか?
どこの筋肉が疲労していて
肉質が硬く低下しているか?
「まず初めに」
症病名を付けることより
患者さん個々の身体の状態を
把握してから治療し
キチンと変化が出たことを
確認してから
「診断」する方がより筋が通っていて
正しい。
「〇〇と診断されました。」と
言われたのに
治んなくて
当院にいらっしゃる
患者さんを見てると
何だか
チンプンカンプン。
「診断名がついてても
治んないんだったら
その人の言ったことは
間違っているんじゃありませんか?
私が治せなかったら
私の言ったことはドブに捨てて
良いですから
まずはその診断名は
とりあえず横に置いときません? 」
前の医療機関で言われたことを
熱心にお話しされる患者さんに
私はこう言うことが多い。
「ウンチクなんかどうでもいい
結果がすべて」
だと思うのだけど。