突き指→伸筋腱付着部の剥離骨折 指が曲がらない
このところ
右肘と左膝が
痛む。
右肘は
最近買った
カメラ+レンズ
が重すぎてやられた。
左膝は
大学時代に
友人の原チャリでこけて
膝を捻挫して
1か月ギプス固定。
今まで
何ともなかったのに
最近
膝を内側に入れると
ズキッと痛む。
いわゆる
「古傷」が傷む。
これは
間違いなく
当時
固定して
痛みが取れたものの
膝周辺の
深部の軟部組織に
固定による
二次的な
硬結・拘縮が生じていたものが
疲労・冷えなど
周辺環境の悪化で
筋肉が硬くなり
痛みを出していると
考えている。
多くの
医療機関が
教科書通りの固定期間が過ぎたら
「はい、お大事に。」
「先生、曲がりません。」
「そのまんまでも、1年くらいたったら、治るよ。」
おいおい
医療人として
そんなので
いいんかい!?!?
こんな感じだから
「古傷が痛む」
なんて言葉が
存在してるんだよ!!
と私は考えている。
このように
骨折・脱臼・捻挫等の
外傷後に固定し
その後
関節拘縮
可動域制限
疼痛などに関して
多くの医療機関では
埒(らち)が明かず
当院で
治療している方が
このところ
非常に多い。
マレットフィンガーの
(末節骨伸筋腱剥離骨折)
鋼線牽引療法による
関節拘縮&可動域制限
↓
指が曲がんない。
マレットフィンガーとは、槌(つち)指ともいいますが
いわゆる突き指と同じ原因で発症します。
https://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/mallet_finger.html
指先にボールなどが強く当たったり
何かに打ち付けたりすることによって
腱が断裂を起こし、骨から完全に離れてしまったり
腱が剥離骨折を起こすものです。
正確には、指先に強い痛みや変形が起こることを突き指といい
指先の方から数えて第1番目の関節に
強い痛みが続いて伸ばすことができず
曲がったままの状態になるものが槌指です。
放っておくと、機能障害が残り
変形が元に戻らなくなることもあります。
槌指と突き指は表面からは区別がつきません。
治療法は、まず冷やして安静を保ちます。
診断がつけば、関節を伸ばして
隣の指と一緒にテープで固定します。
腱が剥離骨折を起こしていて
腱に大きな骨が付着しているような場合は
手術を行います。
このような方に
マッサージ
ストレッチ
PNF
超音波治療
などで
即効性のある方が
いらっしゃいます。
硬くなっていた
筋肉・軟部組織が
柔らかくなるからです。
もちろん数回から数カ月
かかる方もいらっしゃいます。
気になるようでしたら
ぜひ一度
診させていただきたいです。
かつて診させていただいた
Tさんは
かなり即効性があり
その場で
ぐにゃりと
指が曲がって
びっくりでした!!!
もう仕方がないと
あきらめている方
ぜひ一度
診させて下さいね(^O^)/