ストレートネックを造る

放射線技師Sさんと
ストレートネックについて話した。

Sさん
「ぼくストレートネックなんですよ。」

わたし
「ぜひ見てみたいです。
たいへん
お手数お掛けしますが
ご自身の首の画像
撮って来ていただけませんか?」

ストレートネックストレートネック写真

わたし
「私は
『ストレートネック』という言葉は
今の状態のことを言い表しているだけで
病気ではないと思います。」

Sさん
「そうですね。」

わたし
「それで
人工的に
『ストレートネック』を
造ってみたいので
正常な方の画像と
その方が首を前に傾げた
状態の画像と
撮って頂けませんか?

おそらく
首の前面
胸鎖乳突筋
斜角筋群が硬いと
自然と前に傾げた状態となり
『ストレートネック』に
なってしまうと考えています。」

《正常像》

正常写真正常

《前に傾げた像》

偽ストレートネック(前傾)写真偽ストレートネック(前傾)

上下の写真を比べて
下は
ばっちり真っ直ぐ
じゃないけど
てことは
『ストレートネック』は
首を前に傾げる筋群によって
造られているようだ。

骨格は
ガシッとしたものだとお思いの
患者さんは多い。

ビルや家の骨格は
確かにそう。

骨の並びを
アライメントと言う。

背骨のアライメントは
それに付着するの筋肉が
コルことで硬くなり
本来の位置から
引っ張られ
変化しているのです。

デスクワークなどで
頭が下を向き続けていたり
意識のあるなし問わず
アゴを噛み締めていたり
歯ぎしりしていたりすると
首の前面の
胸鎖乳突筋
斜角筋群が
凝って硬くなり
頭部を前方に引っ張り
ストレートネックになるんです。