【症例報告】「顔の右半分が動きません! 顔面神経麻痺」N.C.さん 40代女性 自営業
今回初めて
この
【症例報告】を
患者さん自身に
作っていただいた。
というのも以前から
この症例報告を見た方が
安心して当院に
かかっていただくには
「こうして
こうなって
治りました」
だけでは不十分で
患者さんの気持ちも
表現できないものかと
考えたから。
特に
「顔面神経麻痺」の
患者さんは
「ご自身の症状の予後が不安」で
元患者さん自身が作られた
ブログを
よーくチェックしている。
では
N.Cさん
お願いします!
(^^)/
【症例報告】
「顔の右半分が動きません!
右側顔面神経麻痺」
N.Cさん
40代女性
自営業
<10/3 発症>
お昼過ぎ頃から
少しずつ顔の各パーツの動きが鈍くなる。
自分の顔に何が起きているのか
ただただ不安になり
ひたすらネットで調べ
夕方、耳鼻咽喉科へ駆け込む。
<10/4~11>
患側(右顔)は全く動かず。
舌の痺れ(違和感)酷い。
味覚は健側(左)で感じ取れるので
無味ではない。
ただ、味覚検査の結果としては
「塩味・酸味」は高度障害と出てしまい
患側(右)では全く味わえていない、らしい。
噛む動作に疲れを感じるのと
大きく口を開けられないため
食べられる物にかなりの制限。
右目から涙がやたらと出る。
右頬が持ち上がらないため
口を開けて笑うことだけでなく
話をすることすら難しい。
<10/12 初診>
しわ、強閉、片目、鼻翼、ホホ
口笛、口をイー、への字が出来ない。
軽い閉眼のみOK。
顔面(特にアゴ)を中心に
後背部辺りまでマッサージ。
施術後(帰路)に
患側である右顔~右耳にかけ
血流が良くなっているのを感じる。
帰宅して暫くすると
口を開けやすく、話がしやすくなる。
(あくまで感覚的なものなので
見た目的には全く変化なし)
<10/14 耳鼻科再診>
『柳原法』と言われている検査で
6~8点。
(柳原法は、麻痺の状態を評価する方法で
40点満点中8点以下を
「完全麻痺」「重症」とし
回復までに3~6ヶ月と言われている。
が、実際には
回復度合いは人それぞれらしく
担当医師からは
「焦らず、ゆっくり治しましょう」
としか言われたことがない。)
『顔面誘発筋電図』検査では
34.42%。
予後診断を目的とした検査らしく
麻酔科の医師からは
「34%だったら必ず治るよ」と
心強い一言をもらう。
<10/15 二診目>
とくに変化なし
前回の鍼治療後
唇が中に入る感じがなくなった。
本日の施術直後に視界がクリアになる。
涙が止まったわけではないので
見えづらかったのは
涙目のせいではなく
かすみ目のせいだったと
施術後に気付く。
<10/17 三診目>
発症後、約2週間経過するも
右顔は相変わらず動かず・・・。
ただし、見た目とは違い
左に偏った口が
右に戻ってきていて
話やすくなっているのは確か。
昨日から
目の下に断続的な痙攣があり
動き始めの兆候であって欲しいと
心から祈る。
発症直後からあった耳閉感が取れて
耳抜きできるようになる。
耳首肩周りに「貼る温灸」を貼ると楽。
<10/18~20>
目の下の痙攣している時間が
日に日に長くなる。
患側(右)上唇の内側に
グイーンと
耳の方へ引っ張り上げられる感じ有り。
三診目以降
舌の痺れが日に日に取れていく。
当然、右下の味覚も戻りつつある。
ちなみに
味覚復帰を最初に感じたのは
歯磨き粉のスースーとしたミント感じ!
20日は
口で測るタイプの体温計を
手で支えることなく
5分間、口だけで計測出来る。
遅々としているが
快方に向かっている実感を
少しずつ感じ始めた頃。
どんな些細なことでも
嬉しいし、幸せ。
<10/21四診目>
昨日の偏頭痛のせいか
今日は、首コッチコチ。
施術してもらい、帰宅した後
患側(右)の小鼻が
ピクピクと動かせている感じ有り。
とはいえ
鏡で見ると、1~2ミリ。
<10/24 五診目>
健側は、心地良い痛みのマッサージも
患側の右顔は、痛くないところがない。
ただ、そのおかげか
本日は、夜になり
患側(右)の下唇に
リップクリームがぬれるようになる。
(今朝までは、健側に引っ張られてしまい
上手くリップクリームがぬれなかった。)
<10/28 耳鼻科再診/七診目>
14日振りの柳原法検査では
22~28点。
急激に点数が上がり
担当医師から出た言葉は
「良くなってきて、
本当によかったですね」っと。
心の中では
「良くしてくれるのが先生じゃないの?」
と、つぶやきつつも
口では「ありがとうございます」
と言ってみたりして。
同じ先生でも
宮本先生には、本当に感謝!
そして、本日も
しっかりマッサージ。
少しずつ頬が上がるようになり
微笑みが出来る予感。
<11/3 発症1ヶ月>
若干の強張りがあるものの
口を開けるのが苦ではなくなり
あくび、大笑いが出来るようになる。
歯を磨いた後に
手で押さえなくても
うがいが出来るようになる。
涙目がほとんど治まる。
トーストが食べられる。
(麻痺の症状が酷かった時には
大口を開けて食べる物は
食べ物と一緒に上唇を巻き込んでしまい
思い切り噛んでしまっていた。)
片目閉眼は
不完全ながらも
出来はじめてきた感じ。
出来ることが増えてきた一方で
笑った後
「イー」の口をした後
アクビをした後など
目の下に痙攣が出てしまうことがあり
後遺症の恐怖がよぎり始める。
〈つづく〉
ちょうだいしました
「123ベーグル」
おいしかったです!
ありがとうございます!
(^_-)-☆