【症例報告】「這いつくばるほど腰が痛い!!これってギックリ腰!?」O.Tさん 30代男性 会社員 尿管結石
こんにちは。
スタッフのやまざきです。
【症例報告】
「這いつくばるほど腰が痛い!!これってギックリ腰!?」
O.Tさん
30代男性 会社員 尿管結石
3月初旬
午前中に
座っている状態から
立ち上がったとき
「イッターーーーー(+o+)!!!!!」
「腰痛すぎて何とかしてください…」
悲愴な声で電話があった
Oさんが
仕事でいた新宿から
当院に着いたときには
まさにこの状態
汗びっしょりかいて
顔面蒼白
今まで
ギックリ腰の経験もない
ひとまず
いつも通り治療をしてみる
パパッとやって
まず確認したが全然変化なし
これはおかしいなと思ってたとこに
Oさんから
「ちょっと気持ち悪くなってきた」
そして
「言いにくいんですが
なんか睾丸が痛い感じがします」
というので
トイレに向かう
すると…
「ちょっと血交じりのおしっこでした」
と血尿を告げられる
・突然の腰の激痛
・冷や汗
・気持ち悪さ
・睾丸痛
・血尿
これらの症状から
ある傷病の疑いが強くなったため
それを説明して
治療は30分しないうちに中止
タクシー呼んで
すぐ泌尿器科のある病院に
向かってもらった
その傷病名は…
尿管結石はなぜ痛い?
結石は、腎臓内でつくられます。このときは動かずにただ存在しているだけなので、痛みはあまり感じません。腎臓の中にある限り、結石が動いたとしても血尿がでることはありますが、それ以外では気づかないケースがほとんどです。
結石が原因で激しい痛みが引き起こされるのは、結石が腎臓内から尿管へ移動したとき。尿の流れにのって腎盂(じんう)から尿管へと動いていくのですが、この尿管が結石より細い場合が多いのです。すると、結石が尿管に詰まってしまいます。
結石が尿管にはまり込んでしまうと、尿が正常に流れなくなる状態になります。そして、尿が逆流していき、尿が溜まった腎臓は膨らみます。これにより腎臓に圧力が加わって、激しい痛みが生じるという仕組みです。腎臓の位置は背中側ですから、背中から脇腹にかけて突然の激痛が走るのです。
尿管結石の痛みには特徴がある
このようにして耐えられないような痛みが、背中や腰、脇腹、下腹部にまで広がっていきます。腰のあたりが痛むといっても、よくある腰痛のような痛みとは全然違います。安静にしても治まることはなく、苦しさのあまり同じ姿勢を保てないケースがほとんどです。これが、「七転八倒の苦しみ」といわれる理由です。
この痛みはだいたい2~3時間程度続きます。その後は、数分おきに痛みが強まっていくなど、強弱のある痛みが特徴と言えるでしょう。また、夜間や早朝に突然激痛に襲われることがほとんどで、救急車を呼ぶ方も多くいます。
冷や汗や吐き気、嘔吐をともなう場合もあるため、胃腸の病気と間違えられるケースがあるので注意してください。男性の場合は精巣のあたり、女性では外陰部に痛みが生じることもあります。膀胱が刺激され、残尿感や頻尿があるのも尿管結石の特徴です。腎盂腎炎を併発し、38度以上の発熱が起こる場合もあります。
このような痛みを感じたらすぐに病院へ行きましょう。まずは鎮痛剤などで痛みをやわらげてから、結石を取り去る治療が行われます。
(ヘルスケア大学参照)
後日
心配だったので
電話にて経過確認をしてみた
「先生、
ちょうど今日の夕方にでも
電話して報告しようと
思ってたとこなんですよ!
結果は
やはり先生の指摘通り
尿管結石でした。
病院で座薬もらって
経過観察中ですけど
痛みはもうだいぶ治まってます。」
心配してたんで
それならよかったー(^^)/
これに気づかず
治療を続けてたら
Oさんもより辛い思いをして
大変なことになってたと思う
Oさんの細かい
症状の訴えがあり
今回のような
適切な対応ができました
ありがとうござました
お大事にしてください!
一概に“腰が痛い!!”でも
このようなパターンがあることも
みなさんにも
知ってもらえたらと思い
Oさんの承諾を得て
今回のことを
症例報告として掲載します