【症例報告】「股関節前面が痛い!」K.Hクン サッカー 小3男子 港区在住
【症例報告】
「股関節前面が痛い!」
K.Hクン 小3男子
サッカー
港区在住
2週間ほど前
サッカーの練習中
思いっきりダッシュしてから
右股関節前面が
急にズキズキと痛い。
医療機関に2か所かかるも
「グロインペイン症候群
(groin pain Syndrome)
鼠蹊部症候群」
との診断。
どちらの医療機関も
安静とシップを指示するだけで
症状は変わらない。
グロインペイン症候群とは
サッカー選手に多く発生する
股関節周りの痛みの総称。
【1診目】
痛みが出る動作を確認する。
①階段の昇り
②階段の降り
③あぐら
練習の頻度は
月・水・土の週3回。
右蹴り多い。
右側を上にして寝ていることが多い。
(わたしは寝相である程度
その人の身体全体のクセが分かります)
下肢あるところを中心に
マッサージとPNFストレッチ。
その後
階段で痛みの確認。
「う~ん、まだ痛い。」
「歩き方は
前より良くなってますね。」と
お母さん。
あぐらのチェック。
「これは痛くない!」
時間が来たので
あるストレッチの指導をお話しして
お帰りいただく。
【2診目】
「だいぶ良くなったんです!」
とお母さん。
「どうだぁ?痛くないかぁ?」
「うん!」
「では今日は
引き続き
下肢のあるところを
しっかりほぐしていこう。
ご自宅では
あのストレッチを
継続してください。」
グロインペインに限らず
股関節前面の痛みに対して
私はそこに何かしない。
むしろしない方が
早く良く治る。
多くの医療機関は
「痛いところ」が
「患部」で
「治療するところ」と
信じて疑わないようだが
わたしは
「痛いところ」を
変えるために
「あるところ」に
何かして
「痛いところ」を
「変える」ことをしている。
多くの医療機関は
「痛いところ」の
「奥」が
「患部」であって
そこが「治療」するところと
お考えのようだが
本当にそれで
きちんと治ってますか?
少なくとも
即効性を
出せるわけがない。
私は
痛みの治療は
必ずその場でよくなったか
「踏み絵」を踏むがごとく
その場で確認していただく。
そういう度胸がなければ
「様子見てください。」と
患者さんの治癒力頼りの治療法を
選択するより他ないだろう。
K.Hクンの
2診目
この日は
パパさんの治療も
お願いされることとなった。
きちんと治せば
仕事は減ることはない。
本当にありがたいことです。
K.Hくん
ご家族の皆さん
わざわざ港区から
来院下さりありがとうございました。