【症例報告】 足関節捻挫 Iくん 男子高校生 バスケットボール

6月25日(初 診)バスケットをしていて着地時に人の足を踏んで変な形で着地
左足関節の外果(外くるぶし)下方を痛める。外果の下方が特
に腫れていて、下のくびれが見えない状態。

処置:痛みが出ないか確認しながら、患部から離れた腓骨筋群の
膝よりから、こわばり感を軽くほぐす。4・5指の井穴刺絡。
アイシング。サポーターでの固定。
自分の体重を支えきれず、足を引きずるようにして帰る。

30日(二回目)歩いていて痛みなし。軽く走ったりすると張ったような違和感が
出る。揺れただけでは痛みを感じなくなっており、患部を直接
押した時に痛みが少し残っている。

処置:硬くなっている筋肉を全体的にほぐす。また痛い場所を、かば
った右足で、負担のかかっていた筋肉を探しほぐして終了。
来院時よりも足が軽くなり、張った感じがなくなっているとのこと。

本人談
当日・翌日が痛みが一番強く。3日間は寝る前にきっちりとアイシング。
最初2日間ぐらいは通学時にはサポーターで固定し、学校に着いたら外していた。
暑くなっていたのでお風呂には浸からずにシャワーで済ます。
Iさんは指の骨折の経験があり、翌日起きての腫れの具合や痛みなどを自分で
様子をみながらの対処。

早い段階から、しっかりと固定し、アイシングをしていたのが、怪我の治りの早さに
繋がっていたと思います。スポーツをしていて、足首を痛めて1ヶ月かかっても、
痛みがすっきりしないと来院された方などで、まだ少し腫れ感が残っている人が
いらっしゃいます。もちろん痛みの程度にもよりますが、直後にどのようなケアを
するかによっても、その後の怪我の経過が変わってきます。もし何かございまし
たら一度診せて頂けると嬉しいです。

担当:石渡