【症例報告】 「2日後に帰省したい」 ギックリ腰で動けません H.Tさん 産休中 往診・出張診療

【症例報告】

ギックリ腰で動けません

H.Tさん
産休中
1歳のお子さん

今まで何回か
60分治療を受けられている。

「ギックリ腰で動けません」と
お電話いただく。

ご自宅の三郷市まで
保険を使った
往診・出張診療することにする。

大みそかの昼に
新幹線で
岐阜に帰省予定。

初診
29日(日)

ベッドで寝ていて
寝返りも困難な状態。

トイレはハイハイで何とか。

私は
下肢の状態を把握するために
まず足の指をにぎにぎすることから
始めることがある。

「ギャ~!! (>_<)」

軽~く握っただけで
この痛がりようでは
かなり下肢の筋肉の状態が
硬いことがわかる。

仰向けのまま
出来る範囲で
マッサージとPNFストレッチ
下肢に施す。

多少動きが軽くなった程度で
ベッドの端に座ることも困難。

今日はこれでおしまい。

H.Tさんは
今までの自費診療の記録を見ると
どうも無意識に
お尻に力を入れて
力む傾向にあるようだ。

「本日のしくだい」は

このようなことに
今一度注意して
痛いからと言って過度に力んで
身体の筋肉を硬くしないことを
気を付けること。

寝たままでいいので
楽な姿勢で
痛くない範囲で
様々な方向に
下肢を動かしといて

風呂に入れたら入りましょう。

2診目
30日(月)

この日は
もう残された時間がないので
2度往診することに。

保険診療は一日1回だけ。

なので
2回目は
自費診療で対応。

まだ
右側に
痛みが残る。

この日は
寝返りが出来るようになってきたので
様々な向きで治療。

初回は
皮(皮膚)までカッチカチだったが
今日は特に臀部・膝窩のコリが
半端なく硬く感じるくらい
表面全体が
ゆるんできてる。

足の指も
柔らかくなってきている。

まだ相変わらず
「ギャ~!! (>_<)」
だけど。

右の小指に
特に硬さが残ってる。

本日2回目の
夜の治療後には
ベッドの端に
座れるようになった。

何とか間に合うかも。

3診目
31日(火)

いよいよ最終日。

部屋に入ると
お子さんを膝の上に抱いて
ニッコリ出迎えてくれた
H.Tさん。

うれしい!
良くなってる!!
>^_^<

この日は
しっかり臀部のストレッチをして

例の指にぎにぎ後
指を引っ張って
「ポキポキ」する。

右小指は
一度目でポキッと鳴らず
二度目でようやく
ポキッと鳴った。

でも
「ギャ~!! (>_<)」


新幹線のシートにずっと座っていると
腰が危ないので
時々車内を歩くことを
「しくだい」に
本日の往診はおしまい。

お孫さんに会える事を楽しみにしている
おじいさん、おばあさん
なんとか間に合いました。

また
新幹線をキャンセルせずに
私の治療にかけて下さいました
Hさんご夫婦にも
感謝申し上げます。

年明け
ちゃんと帰省されたか
確認のお電話をする。

「有楽町駅前の
火災に巻き込まれましたが
大丈夫でした~。」

よかったよかった!
お大事にネ
(^o^)丿