Volvo P1800&V40
ボルボついて おもしろい話を・・・。
ボルボカーズによると、今回のエクスターナル・ビークル・プロテクションも、世界初だという。
古くは3点式シートベルトに始まり、最近では歩行者検知機能付きフルオートブレーキシステムなど
それが何かというと「歩行者用エアバッグ」。
動画をご覧いただければ一目瞭然だが、歩行者との接触の衝撃でポップアップしたボンネットから、
この画期的なシステムのほかにも新たな、そして以前からある安全装備がフルに用意されており、
2010.7.29 THU 「走行距離450万キロ」ギネス記録所持者に聞く 乗用車の走行距離のギネス記録は、
1966年に米国で購入された『Volvo P1800』(約450万キロメートル)だ。
記録保持者にインタビュー。
Irv Gordon氏から、愛車にずっと乗り続けるためのアドバイスがある。
ディーラー・マニュアルではなく「工場用サービスマニュアル」に従うこと、
摩損したり壊れたりした部品は直ちに交換すること、そして、他人には運転をさせないこと。
こうした単純なルールに従うことで、Gordon氏の愛車『Volvo P1800』の累積走行距離は、
450万キロメートルという、乗用車のギネス記録となっている。
ニューヨーク州パチョーグ在住で、高校で理科を教えているGordon氏は、1966年6月、
ニューヨーク州ハンティントンのVolvo販売店 Volvovilleで、真っ赤なVolvo P1800を購入した。
[Volvo P1800は、スウェーデンVolvo社が1960年から1974年まで生産したスポーツカー]
それ以来、同氏はこの車で、毎日約200キロメートルの通勤と、数え切れないほどのドライブ旅行を行ない、
1台の車にほかの誰よりもたくさんの走行距離をため込んだ。
われわれは先週、Gordon氏を訪ねた。
ちょうど70歳の誕生日を迎えたばかりの彼が、
73歳までに300万マイル(482万8000キロ)を目指すと宣言したところだった。
P1800に乗り始めたGordon氏は、走行距離が25万マイル(40万2300キロ)になったころ、
この車が特別であることに気がついたという。
「修理をしたことがなかったんだ。
メンテナンスはしていたが、たとえばウォーターポンプを取り替えるとか、
そういった修理は何も必要なかった」。
同氏はVolvo社に手紙を送り、Volvo社は「お喜びいただいて嬉しいです」という短い返信をよこした。
P1800の走行距離が50万マイル(80万4600キロ)になったときも、同様の手紙のやりとりがあった。
そしてついに100万マイル(約160万キロ)を突破した時、
Volvo社はGordon氏に、見た目もスマートな2ドアクーペ『Volvo 780』をプレゼントした。
P1800の後部座席が息子たちに窮屈になっていたこともあって、780は家族旅行の際に利用された。
同氏は少し前にこの780を売却したが、走行距離は72万キロメートルほどしかなかった。
Gordon氏はもう何十年もP1800を運転しているが、
その間、エンジンの修理は2度しか行なわれていない。
1度目は走行距離が110万キロメートルを超えたころで、ディーラーはその必要はないと言ったが、
Gordon氏はエンジンを完全に分解することを主張した。
結果は、たしかにエンジンに異常はなかったという。
1998年、走行距離が169万マイル(約272キロ)を超え、同氏はギネス記録を作った。
P1800はスイス製の時計のように順調に走り続けたが、2009年のロッキー山脈越えの際にトラブルが発生した。
しかしエンジンをもう一度修理すると、すべてはきちんと元のように戻った。
Gordon氏はP1800を、自分以外の者には運転させていない。
「これは私の大事なおもちゃであり、他の人に触られて面倒なことになるのは御免なんだ」。
一度だけ、Volvo社がトレードショー『Speciality Equipment Market Association』に
この車を借りて展示しようとしたときにぶつけてしまったことがある。
「Volvoには今後、もし車を借りたいなら、私付きで招待するようにと言った」
「ほとんどの人はこの車をどうやって運転すればいいかすらわからない――
マニュアル・チョークだし、ギアのパターンも知らない」
Gordon氏は、大きな修理はVolvovilleに任せているが、
日常的なメンテナンスは自分で行なっている。
「5分しかかからないよ。
オイルも交換するし、ブレーキもチェックする」
「工場用マニュアルがいい。
ディーラー・マニュアルはダメだ」
とGordon氏は語る。
「工場で作っている人たちが書いたマニュアルだ。
彼らが言っていることが一番信頼できる」
Gordon氏はなぜ、これほどまでに長い距離を運転してきたのだろう?
われわれは話し始めて30秒もたたないうちに、同氏が本当に運転が好きなのだということがわかった。
彼にとってドライブは趣味であり、ハンドルの後ろにいるとリラックスできるのだ。
毎日約200キロメートルの通勤というのは、Gordon氏がマンハッタンから、
生まれ故郷のロングアイランドに戻った時に始まった。
海風がそよぎ、ボートもある生活だ。
200キロの通勤も「楽しみ」だったという。
「私は運転が好きなんだ。
リラックスして、他の全てを忘れられる方法なんだよ」 われわれはGordon氏に、
いつかP1800が完全に壊れて、動かなくなってしまう日が来ると思うかと尋ねた。
「そんなことは起こらないよ」と彼は言った。
「もし動かなくなったら、原因を見つけて修理するからね」
[日本語版:ガリレオ-緒方 亮/合原弘子]
3点式シートベルト 歩行者用エアバッグの 写真がうまく
載っかんなかったので 前日のブログの先頭に 載っけてあります。
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