肉離れの患者さんがこのところ多いです(>_<)

寒くなってくると 肉離れの患者さんが 増えて来ます。
これは 涼しくなり 運動する機会が増えて 活動的になって来ることと
気温が下がって 筋肉の血流量が下がり 筋肉のコンディション
特に 伸縮性が低下してくることが 主な原因と考えられます。
当院では 重症ではない肉離れは 過度に固定し過ぎず 動かしながら 治療いたします。
なぜか? 多くの医療機関で行われている 固定方法・固定期間は あまりに教科書的です。
患者さん 個人個人に合わせた固定とは 言い難い固定を 拝見することがあります。
つまり 固定が強すぎることと
(念のためなのかもしれませんが そこまでカチンコチンにしなくてもということです)
固定期間が長すぎます。
どのような 肉離れのレベルでも 痛みがなくなるまで しっかり固定。
痛みがなくなれば 「ハイお大事に。」
という治療法が 多くの医療機関で 行われているようです。
治療のゴールはどこか? 痛みがなくなったところなのか。
それとも 痛みがなくなり かつ 足の機能も元に戻った。
(何にも気にならない、スムースな状態とか)
または スポーツなどしていれば 以前と変わらぬ パフォーマンスができることが ゴールなのか。
当院は 後者です。
また「早く」 スムーズに動けるようにするには 状況に応じてですが
「動かしながら」 治療することです。
多くの医療機関の 対応は 必要以上にガチガチに固定し
そこからは 患者さんの治癒力まかせ。
痛みが引いて 固定を取ると 関節が ガチガチに拘縮してて
元の動きには程遠い状態。
ここから リハビリ開始。
当然 ゴールまで 時間がかかる。
開始ならまだしも リハビリを担当する者が いない所もあるようです。
じっと良くなるまで 待っているだけの治療法なら 誰でも出来そう。
プロの仕事じゃないですよ。
こちらは 先日見えた ソフトテニスの上級者の方の 肉離れした左下腿です。


遠方で練習中 受傷されましたので こちらに向かう電車の中で
アイシングするようお話しし 当院に到着時には しっかり中まで 冷えた状態でした。
ナイスです(^O^)/ 「RICE処置」 お忘れなく!
この後 あることをして 短時間で スムースに歩けるようにしました。
とはいえ 完璧に痛みを 取った訳ではありませんが。
我々は 固定前に 少しでも 症状を軽減できる 技を持っています。
ですから 一度このような外傷で 当院を受診されると また 皆さん通って下さいます。