腸脛靭帯炎
【症例報告】
S.Tさん
30代男性
会社員
ネットで検索されて
来院。
7月28日
初診
保険診療
右膝の外側が
ランニング中に痛む。
地元の某有名整形外科から
いろんな接骨・整骨院に行かれ
ほぼどこでも
「腸脛靭帯炎ですね。ランニングを〇ヵ月休んで。」と言われ
しっかり休んで
また再び走りはじめると
痛みが再発することを繰り返している。
治療前に
「ニ軸走行」のお話をする。
上の写真4つが
一軸・中心軸走法
下の写真4つが
二軸走法
こちらも
左の男の子が
一軸・中心軸走法
右の男の子が
二軸走法
一軸、中心軸走法では
前から見ると
下肢が
センターに寄る分
下肢の外側が
引っ張られる。
つまり
腸脛靭帯を含めた
下肢外側を
ストレッチしながら
走っている様なもんなんです。
なので
腸脛靭帯炎の患者さんは
まずは
「二軸走法」に
フォームを変更することを
お勧めしている。
これらの走法に
長所・短所が各々あり
もちろん
一軸で走られてても
痛みの出ない方も
いらっしゃいます。
それと
ほとんど
シャワーみたいなので
「毎日入浴」
も勧める。
ちゃんとあったまって
硬いスジ肉を
ふやかして
煮込んでね。
こう言うとよく質問されるのが
「何分くらい浸かったらいいですか?」
お答え
「適当でいいですよ。」
逆上せやすい方がいるので
程々でいいんですよ。
治療は
スポーツマッサージ。
この方の
マッサージのポイントは
右大腿内側です。
しっかりしたコリを
お持ちなので
結構大変
(>_<)
患部には
施術しません。
何故かは内緒。
「ストレッチ」
「インナーマッスルの強化」
の話は次回以降。
一気に喋っても
覚えらんないでしょ。
8月5日
二診目
すっかり調子良くて
初診翌日から毎朝1キロ
先日から2キロに伸ばしている。
この調子で毎朝4キロに伸ばしたい。
とのこで
ホッとする。
今回は
スポーツマッサージに加え
ストレッチの話もする。
もち
内転筋
ハム内側の
ストレッチ。
ネット
雑誌等の
「腸脛靭帯炎」
ネタは
ストレッチ、アイシング等の
指導が多くを占めておるようですが
はたして
それでちゃんと治癒しているでしょうか?
有名医師やら
有名トレーナーやら
肩書きはいっちょまえですが
本当にそれで治せているんでしょうか?
「腸脛靭帯炎」と
言われている
ランニング時に
膝の外側が痛む症例は
その部分だけの施術だけでは
完治は厳しいと
私は感じます。
この患者さんは
数ヶ月
ランニングを休むことを
数回行っている。
およそ一年近く
トレーニング出来なかった。
今まで
携わってきた医療関係者は
人の人生をなんだと思っているのだろう?
「休んでください。」
ということは
「私はあなたを治せません。」
と言ってるのに
私は同じに聞こえる。
わたしは
こんな先生のところで
治療してもらいたいとは思わない。
有名だか何だか知んないけど。
大腿内側の治療で
腸脛靭帯炎が
治ってしまう
というお話
てか実話でした。
おしまい
o(^▽^)o