【101】〖お昼のつぶやき〗樹状図
2024.2.7
院長 みやもとです
〖お昼のつぶやき〗
新人スタッフが
入ってくるので
仕事の話でも
なぜ
多くの整形外科疾患に携わる
医療人が
スパっと治せないか?
考えてないからだろう
「痛いところに治療する」としか
考えてないからだろう
患者さんが来なくなったら
治ったとしか
考えてないからだろう
わたしは
言い方は悪いが
「患者さんを実験台にして」
日々
腕を磨いてきている
よく言えば
治療を通じて
経験を
積ませていただいている
人の言うことは
信じないし
聞かない
いちいち
自分で試して
確認して
工夫する
という
実体験を大事にする
ことしかしていない
もちろん失敗すれば
もうその患者さんは
2度と来てくれない
でも
悔しいその失敗を
無駄にはしないよう
以降
同じ疾患の患者さんが
見えた時に備えて
考えに考えまくる
この秋で
治療家として
20年を迎える
今まで
治療法を考えた
「樹状図」が
頭の中にある
この枝の先に
葉がついたり
花が咲いたり
実がなったり
してるところもあれば
何にもないところもある
うまくいった治療法は
葉がついて
花が咲いて
実がなるってイメージかな
わたしが治療法を教えないのは
この葉っぱや花や実だけ見せても
何の意味もないから
あ~でもない
こ~でもないと
せっせと頭に汗をかいて
考えないと
「痛いところに治療する」という
枝1本しかない
治療家になっちゃうよ
いつもの治療法で効かない
患者さんが見えた時
まだ葉も花も実もついてない枝の
治療法が効くかもしれない
失敗した治療法
うまくいかなかった治療法が
うまくいくかもしれない
たくさん考えて
たくさん準備しておく
それだけで
治癒率は
各段に上がる
2018.3.22
ブログより