【152】〖お昼のつぶやき〗『紙上診察室 足裏への負荷軽減を 歩き初めにかかとが痛む』 東京新聞より
2023.7.24
院長 みやもとです
〖お昼のつぶやき〗
【2020 種子島】
紙上診察室
足裏への負荷軽減を
東京新聞より引用
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Q 数ヶ月前から
足のかかとが痛みます。
起床して
一歩踏み出す時
座っていて
一歩踏み出す時が痛く
我慢して歩くと
痛みが消えます
(女性・55歳)
A 年齢、症状から
足底腱膜炎が疑われます。
足底腱膜は
足の裏のかかとの骨から
指まで膜のように
張った腱組織です。
足の縦アーチ(土踏まず)を
支える
重要な役割をしています。
かかと付近で
足底腱膜に
操り返し負荷がかかると
発症するといわれます。
①起床時、歩き始めると
かかとが痛み
歩いていると軽くなる
②かかとの底の内側で圧痛
③足関節をそらせた上で
母趾(足の親指)を
さらにそらすと
かかとの痛みがでる
が典型的な症状です
対処法としては
アイシングや
かかとの負荷軽減が重要。
足底やふくらはぎの
ストレッチも効果的です。
改善しない場合
整形外科で痛み止めの内服
外用剤の使用
ステロイドの注射
靴の中敷きや夜間装具の作成
などを行います。
これらで
80~90%が治りますが
数ヶ月~一年
かかることもあります
長く痛む場合は
体外から衝撃波を当てたり
足底腱膜とかかとの骨が
つながった部分を
切り離す手術をしたりする
こともあります。
保険適用外ですが
血液を採り
組織修復を促す血小板を
濃縮し注射する
「多血小板血漿療法」
痛む部位にできた異常な血管を
カテーテルを使ってつぶす
「血管内治療」を
行う施設もあります。
痛みの原因は様々です。
神経圧迫による
神経絞扼性疾患
かかと部の脂肪の萎縮
足底繊維腫症
疲労骨折などの
可能性があるため
整形外科の受診を
お勧めします。
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当院にいらっしゃる
患者さんの多くは
一般的な医療機関で
治らない方が
大半です
こういう痛みと
関連のある
あるところを緩めると
良くなります
痛いところでは
ありません
お困りの方は
ぜひ診させて下さい