【148】〖お昼のつぶやき〗坐骨神経痛 読売新聞より

2022.1.28

 

院長 みやもとです

 

〖お昼のつぶやき〗

 

当院の扇風機は

昭和世代の実家にあった

懐かしい感じの

もちろん新しいのも

機能的で

  

イイけどね

読売新聞より引用

神経圧迫 広範囲に症状

 

 

お尻や太ももの裏側

すねなどが焼けつくように痛んだり

しびれたりする

「坐骨神経痛」

 

腰から足先まで太く延びる

坐骨神経に沿って生じ

年齢や原因によって

症状が違います

 

予防には日頃から

良い姿勢を保つことなどが

大切です

 

背骨は

首から腰まで

たくさんの骨が

積み重なって

身体を支えています

 

その中心近くには

脊柱管という

神経の通り道があり

脳からつながる神経

(脊髄、馬尾、神経根)が

通っています

 

 

健康な状態なら

背骨は横から見ると

緩やかなS字カーブを描き

しなやかに動きます

 

腰の骨(腰椎)は

身体を反らせたり

ひねったり

かかんだりと

大きな力がかかるため

太い筋肉が支えています

 

 

激しい運動の繰り返しや

加齢などによって

背骨をつなぐ

軟骨の椎間板が

弱くなることや

骨や靭帯が

脊柱管に張り出すことで

神経を圧迫することが

あります

 

神経は

足先まで

つながっているため

広い範囲で

痛みなどを起こすことが

あるのです

 

 

年代で異なる原因

 

 

坐骨神経痛は

正式な病名ではなく

症状の総称です

 

発症する時期によって

主な原因が異なります

 

 

20~40歳代は

椎間板の中にある

「髄核」

という組織が飛び出し

近くの神経を圧迫する

「椎間板ヘルニア」

の患者が目立ちます

 

 

腰に大きな負担の

かかるような

肉体労働をする人に多く

前かがみで

重いものを持ち上げる動作には

特に注意が必要です

 

 

スポーツ選手にも目立ちます

 

腰を曲げると

椎間板への圧力が高まるので

伸ばした姿勢にすると

症状が和らぎやすいのが

特徴です

 

もう一つのピークは

中高年です

 

脊柱管が狭くなって

内側の神経を圧迫する

「脊柱管狭窄症」が

坐骨神経痛の主因となります

 

椎間板がはみ出したり

骨のとげや

厚くなった靭帯が

神経に触れたりするなど

加齢に伴う変化によって

起こります

 

 

このほか

腰椎が前方にずれる

「すべり症」などが

原因となることもあります

 

症状は

腰をかがめると

改善することが多く

重症になると

脚に力が入らなくなったり

排尿や排便が

制御できなくなったりするなどの

症状が出ることもあります

 

 

正確な診断には

レントゲンや

MRI(磁気共鳴画像)などによる

検査が必要です

 

①立っただけで

お尻から足先にかけて

痛みやしびれが出る

 

②自転車には乗れるが

長い時間は歩けない

 

③姿勢が悪くなってきた

などに当てはまれば

坐骨神経痛が疑われます

 

 

良い姿勢 心がける

 

 

症状が軽いときは

ウォーキングなど

無理のない範囲で

定期的に身体を動かすように

しましょう

 

痛みが強いときには

安静にするか

腰の動きを制限する

コルセットなどをつけ

炎症を抑える薬や

神経痛を緩和する薬を服薬します

 

こうした対処や治療しても

強い痛みや脚を

自由に動かせないことで

日常生活に

大きな支障が

出てくるようであれば

手術を検討することになります

 

 

大阪大講師の

海渡貴司さんは

「予防には

腰を曲げすぎたり

反らせすぎたりせず

良い姿勢を心がけ

筋力と体の柔軟性を

保つことが重要」

と話しています

坐骨神経痛の多くは

ただ単に

痛いとこが

硬いだけです

 

神経痛を

ピリピリした痛みと

いうのであれば

それは

神経の痛みでなく

筋肉がメッチャ硬くて

ピリピリしてるだけ

 

他の医療機関で

良くならない方は

ぜひ診させて下さい

 

当院は

よそで治らない患者さんが

全国中から

いらっしゃいます