〖お昼のつぶやき〗 じぶんのたなごころ

2020.12.9

 

院長 みやもとです

 

〖お昼のつぶやき〗

 

開業して

しばらくは

長期休暇は取らなかった

 

休むほどの

心の余裕が

なかったのもあるが

 

コンスタントに

治療をしてないと

たなごころ

手のひらの

感覚が

間違いなく

鈍くなってしまう

 

これが何より

嫌だったから

 

患者さんから

「触って分かるんですか?」

と聞かれることがあるが

 

「自分のたなごころで触って

患者さんの身体の中が

分からないと

仕事にならない」

んですよ

当院では

 

背中 5分

腰 10分

左脚 10分

右脚 10分

合計60分ほぐし

 

って時間が来たら

次のパーツに移るとこや

 

訳の分かんない電気当てて

訳の分かんないクリーム塗って

時間が来るまで

撫でまわすとことか

 

まったく

たなごころの感覚なんて

あったもんじゃない

 

患者さんの

身体の変化が知りたいと

真剣に集中して向き合えば

そのうち

触って分かるようになる

 

熟練した

寿司職人さんが

様々なネタの

大きさに合わせて

握るシャリの重さが

いつも一定な様に

 

アナログを鍛えると

デジタルを超える

 

以前は

うつぶせに寝た

患者さんのふくらはぎ両側に

たなごころを置いて

そっと撫でると

筋肉の柔らかさ・硬さ

むくみ感が

スッと感じられた

 

今は違う

 

グイッと

指を押し込まなくとも

もうただ

たなごころを置いただけで

すぅ~と

入ってくる

 

どこもかしこも

 

肘の感覚も

かなり鋭くなりましたね

 

治療中

判断に迷った時

何を信じるか?

 

自分より

偉い先生の言葉を

信じるか?

 

いや

テレビやメディアの

情報を信じるか?

 

いや

何も信じない

 

自分のたなごころしか

信じない

 

そうやって

今までずっと

一人でやってきたので

 

で結論は

 

患者さん方には

バレてないと思うけど

長期休暇明けの

わたしの

たなごころの感覚は

鈍くなってるから

ごめんなさい

でした

(^^;)

 

わたし自身は

いつもと違う

この鈍い感覚を

楽しんでいますけども

(^_-)-☆

 

【2016.9.15のブログより加筆訂正】