〖お昼のつぶやき〗『力でダメージ』 歯を喪失 東京新聞より

2020.9.29

 

院長 みやもとです

 

〖お昼のつぶやき〗

 

 

≪2020.6.1 東京新聞より引用≫

歯を失う主な原因は

三つあるとされる

 

虫歯と歯周病

 

そして歯ぎしりなどの「力」だ

 

虫歯と歯周病については

治療法が進歩し

歯を残せるようになってきた

 

一方

力による歯の障害は

早期発見も診断も難しく

治療も対症療法に

限られているのが現状だ

 

認知度低い第3の要因

 

▽ブラキシズム

 

歯にダメージを与える力には

大きく分けて二種類ある

 

一つにはそしゃく時の噛む力

食べる時に

あまりにも強くかむことで

歯が折れたり

割れたりするほか

歯を支える組織も

ダメージを受ける

 

もう一つは

そしゃく以外で

無意識に歯を擦り合わせたり

噛みしめたりする際に

かかる力だ

 

こうした力をもたらす動作は

「ブラキシズム」と総称される

 

ブラキシズムには

「歯ぎしり型」「噛みしめ型」

「きしませ型」のほか

複数の型が

併存する「混合型」もある

 

歯ぎしり型は

歯の全体を横に

ギシギシと動かす

噛みしめ型は奥の方の歯

きしませ型は

その後ろの一、二本に

力がかかることが多い

 

こうした強い力のために

歯がすり減ったり

割れたりするほか

虫歯でもないのに歯がしみる

詰め物がたびたび外れる

といったトラブルが起こる

 

ブラキシズムは

歯周病を悪化させることもある

 

▽肩凝り、頭痛も

 

東京・日本橋で開業する

歯科医の岸本英之さんは

「強すぎるかむ力にせよ

ブラキシズムにせよ

患者さん自身が

自覚していないことが多いため

状況証拠を集めて

診断することとなる」と言う

 

歯ぎしりは多くの場合

就寝中に起こるので

家族が気づくことがある

 

前歯の先端が

すり減り直線的になる

力が集中歯の付け根が

くぼむなどの特徴もある

 

噛みしめ型では

歯を支える骨に

こぶができることがある

 

ほほの内側や下に

歯の跡がつくのも特徴の一つ

 

歯をクッションのように

支える歯根膜が

圧迫され痛みが出たり

かむときに働く筋肉が

こわばり

肩凝りや頭痛を

併発したりすることも

 

きしませ型では

犬歯のすり減り、骨のこぶ

歯の付け根のくぼみなどが

有力な状況証拠となる

 

セルフコントロール

ブラキシズムの原因としては

かみ合わせの異常や

ストレスが指摘されている

 

岸本さんは噛み合わせの調整をし

割れやすくなった歯に

詰め物をして補強する

かぶせ物を割れにくい金属にする

といった治療をする

 

就寝中に装着して歯を守る

「ナイトガード」を

処方することもある

 

マウスピースの一種で

公的医療保険が適用される

 

「治療の鍵はセルフコントロール

上下の歯が当たらないようにする

口の周りの力を抜くなど

日常行動を変えることが重要です

かむ力が強い人はそれを意識して、

ゆっくり静かにかみ、

硬い食べ物は避けてほしい」

 

虫歯や歯周病に比べると、

力による歯のトラブルについて

一般の認知度は低い

 

岸本さんは

「ストレスの多い社会になり

患者が増える可能性がある

自分で気づくのが難しいため

歯を失って初めて認識する人が多い

早めの受診をお勧めしたい」

と話している

 

≪引用終わり≫

当院の患者さんに多い

噛み締めクセ

食いしばりクセ

歯ぎしり

 

こういう方は

噛む筋肉

咬筋

側頭筋等が

こってカチンコチン

 

あごが痛い

あごがスムーズに動かない

あごから音が出る

口が開かなくなる

頭痛(側頭部)がする

など関連する筋肉の症状

 

付随して

首こり

肩こりがひどくなる

パターン

 

こういう方の

首こり

肩こりにアプローチしても

震源地である

あご周りの筋肉に

アタックしないと

スッキリしない

 

歯自体の治療は

もちろん出来ませんが

筋肉のことなら

お任せください

 

しっかりほぐして

スッキリしましょう!

(^^)/