「力がないから。」

こんばんは。

院長 みやもとです。

 

「揉む力がないから

鍼灸科にしました。」

鍼灸学校1年の時

よく聞いた話。

 

「1日揉んでて

疲れない?」

治療院でよく聞かれる質問。

 

本当に揉むことって

力がいるのだろうか?

 

私がこの世界に入ったほぼ同期の

S.Sさんは

150㎝にも満たない

小柄な女性。

 

最初の頃は

彼女に押す力が負けていた。

 

私は悔しくてたまらなかった。

 

その頃

酷使したせいなのか

右の母指の関節が変形している。

 

私は今

揉むことだけだったら

全く疲れない。

 

頂いたお時間内に

どのような順番で

どのような技を並べ

予定通りに仕事が進んでいくか

これに最も神経を使う。

 

当院は

「強揉み」と

言われるのかもしれないが

全く強く揉んではいない。

 

また

いちいちプロが

疲れていてはどうかと思う。

 

「患者さんから

悪い気をもらった」

などほざくヤツもそう。

 

こんな奴は

消えてくれ。

 

患者さんより

ピンピンしてねーで

どうすんだよ!

 

疲れない身体の使い方を

自分なりに工夫すれば

力はいらない。

 

でっかい荷物を背負った

行商のおばさんを

たまーに見ると

こういうことを思い出す。

 

疲れるからと言って

何でもかんでも

楽してると

いざという時

あなたの身体は

一生

使い方が下手な

身体のまま。

 

部活や

子育ての苦労も

長い目で見れば

ちゃんと活かされてくるもんです。

 

私の車のドア

めっちゃ重いんですよ。

 

こういうことも

使っているうちに

最小限の力で効率的に

サラッと

ドアが閉まるように

なるもんです。