フェンシングをしている方へ
こんにちは、伊藤です。
フェンシングは
互いに向き合った2人の選手による
剣を用いる競技
ピストと呼ばれる
幅1.5m~2m
長さ14m
という限られたスペースで
前後方向に動きながら
攻撃・守備をします
剣を持つほうの肩より
反対側の肩を前に出すと
反則になるため
半身の姿勢で前後方向に動きまわります
この独特なフォームのために
筋力的な負荷がかかりやすくなります
また
マルシェ(前進する)だけでなく
ロンぺ(後退する)したりという
限られた空間の中で多様な動きを
素早く行わなければなりません
そのため
柔軟性+筋肉のしなやかさ
が必要になります
《 フェンシングで多いケガ 》
股関節~内腿の痛み(肉離れ)
半身の姿勢から脚を前に出して
ファンデヴ(突き)を行うため
太ももの内側の筋肉が最大限伸ばされます
股割りの練習をしたりしますね(+_+)
筋肉が硬くなると
伸びきることができず痛めたりします
脛内側の痛み(シンスプリント)
始めたばかりの子に多いのが
脛の骨のすぐ内側あたりに
痛みがでるシンスプリント
マルシェやロンぺ、ファンデヴなど
フェンシングの基本の動きを行うために
下腿(ふくらはぎ)の筋肉を使います
筋肉がついていくのと同時に
ストレッチやマッサージなどをしないと
どんどん硬い筋肉がついていき
痛みに変わってくることもあります
腰の痛み(腰痛)
基本姿勢や基本的な動きを行うために
おしり、太ももの筋肉を使います
腰の痛みはすぐに現れるものではなく
夏の合宿明けなどにみられるかもしれません
ファンデヴ1000本なんて
練習もあったなー( *´艸`)
上半身と下半身をそれぞれで
動かしたりすることも多いので
上半身を支える下半身に問題があると
間に挟まれた腰に痛みが出てきます
手首の痛み(腱鞘炎)
剣を扱う競技なので
手首~肘~肩を巧みに使います
剣を握りながら手首を動かすため
腕のさまざまな筋肉を酷使します
慣れてくれば握るというよりは
剣を引っかけるようにするため
力が抜けますが
始めたばかりのときは
どうしても強く握ってしまいますね…
そうすると
手首に痛みがでてきたりします
痛みが取れなくて悩んでいるのであれば
ぜひ診せてください!!
未来のオリンピアンのために (^_-)-☆