◆仕事は「量」で決まる!

2005年11月22日

(日経ビジネスAssocie編集)

「量より質」

「最小の力で最大の成果を」。

最近のビジネスノウハウ本は

「効率」、「要領」を

重視する内容が多い。

このコラムでは

その風潮に真っ向から反対する。

量より質と言っても

量をこなすことでしか

質を高めることはできないからだ。

もちろん

会社に滅私奉公して

資本家の走狗となるような働き方は避けたい。

会社のためでなく

自分のために

「新・ハードワーカー」を宣言しよう。

 

「量」が「質」を決める!

元旦の午前中を除き年中無休。

毎朝6時50分に

社内の誰よりも早く出社し

夜は10時頃まで働き続ける

。数多くの企業を再建してきた

日本電産の永守重信社長は

筋金入りのハードワーカーとして知られる。

その永守社長が会社立て直しに際して

社員に求めることの一つに

「月100件以上の顧客訪問」がある。

営業担当者が

顧客訪問の回数を倍にすれば

売り上げも倍増するか。

もちろん、答えは否だ。

だが、永守社長は

「これは精神論ではなく、確率論だ」と言う。

訪問数が倍になれば

顧客から聞き出せる情報の量と質は充実し

ビジネスチャンスは間違いなく増える。

すぐに売り上げ倍増とはならなくても

確実に実績は上がり

それが営業担当者の

自信と経験値の向上につながり

好循環が始まる。

成果=量×質だとすれば

仕事は量も質も大事というのが

教科書的な答えだろう。

あるいは

個人の業務知識やスキルの

市場価値を重視する昨今の

風潮からいけば

他を寄せつけないだけ

の質こそが大事という

主張が説得力を持つかもしれない。

だが

実のところ

質は量によってしか担保されない。

当たり前だが

どんなに有能なビジネスパーソンも

初めは仕事の素人にすぎない。

それが「一人前」になるには

まず目の前の仕事を通じて

経験を積むしかない。

経験の量が質を向上させ

それによって

より高度な仕事に向き合えるようになる。

そして、そこでも

より高度で複雑になった仕事の量を

こなすことでしか

新しい知識とスキルは身につかない。

量こそが、質を決定する。

第一人者になっても

原稿料を意図的に抑え

多くの雑誌から執筆依頼が来るようにして

常に問題作を世に問い続けた手塚治虫。

平均すると日に2〜3作を仕上げ

様々な実験的手法に挑み

独自の作品世界を作り上げたピカソ。

いわゆる天才たちが

おしなべて多作である事実も

量が質を決定する

一つの証左と言えるだろう。

「最小の努力で最大の成果を」。

ビジネスの第一線で試行錯誤していれば

こうしたうたい文句に嘘臭さを感じないはずはない。

遮二無二働くことは格好悪くない。

いや、そうでしか質は生まれない。

 

「40歳までは長時間仕事に打ち込め」。

「日経ビジネスAssocie」

2004年12月21日号のコラム

「次世代リーダー指南塾」で

「ハードワークのすすめ」を説いた

マネックス・ビーンズ・ホールディングス

社長CEOの

松本大氏。

読者の大きな反響を呼んだ

“異論”の背景にある

体験的真実を語ってもらった。

入社9年は目の前の仕事に没頭せよ

社会に出て少なくとも9年間くらいは

義務教育期間のようなもので

ひたすら目の前の課題に

没頭する時期だと思う。

義務教育の間は

「何でこんな勉強をするのか」

なんて疑問を持っても答えなど出てこない。

でも

ここで勉強をやめてしまったら

その後のより高度な勉強はあり得ない。

仕事だって一緒だ。

「もっと自分に合った仕事があるはずだ」

と言うのは

9年くらい

今の仕事に打ち込んでからでも遅くない。

かく言う僕も

仕事を始めたころ

隣の芝生が青く見えたことはある。

でも、ある時ふと気づいた。

「僕の目の前の芝生はとんでもなく広いじゃないか。

まずはこれを刈ってからだ」と。

どんな仕事だって

やり出せばキリがなくなるはず。

例えば

仕事で必要な何らかの数字を調べるとしよう。

その数字を知るだけなら

5分で済むかもしれない。

でも

1時間かけて調べれば

その数字の背景や

過去の推移など多くの情報が

入手できる。

そこまで調べた人と

単に一つの数字を引っ張り出してきただけの人で

アウトプットに差がつくのは

当然だろう。

「人間のもともとの能力に大きな個人差なんてない」

というのが僕の持論だ。

昔は修業が足りなくて

1日14時間しか働けなかったが

今はもう少し働ける。

こうやってひたすら経験を積むことで

自分の成長を実感してきた。

それは今も変わらない。

経験による成長。

ここにはある種のトリックも働く。

仕事における交渉力や分析力に

経験値によって大きな差が表れる。

より多くの経験をしたがゆえに

より適切な解が得られる。

だが、多くの人はそう考えない。

「あの人は能力が高い。

少し高いポジションを与えよう」

と考えてしまう。

結果

大きな責任と裁量を持ち

よりハイレベルの経験が積める。

そうして経験とキャリアが

相互に作用して太っていく。

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松本 大(まつもと・おおき)
マネックス・ビーンズ・ホールディングス社長CEO


1963年12月19日生まれ。

87年3月東京大学法学部卒業後

ソロモン・ブラザーズ・アジア証券に。

90年ゴールドマン・サックス証券に転じ

92年ヴァイス・プレジデント。

94年ゼネラル・パートナー。

99年4月マネックスを設立。

2004年8月

日興ビーンズ証券と経営を統合

新会社の社長CEO(最高経営責任者)に。

好きだと思えば仕事を好きになれる

仕事よりも

プライベートを大切にしたいという生き方は

それはそれで良いと思う。

ただ

僕にはプライベートを

犠牲にしているという意識は

まるでなかった。

理由は簡単。

仕事が好きだったから。

もし、あなたが

目の前の仕事が好きでないなら

好きになればいい。

「好きになれる仕事を見つける」

なんてまどろっこしいことを言うより

こっちの方が断然手っ取り早い。

では

どうすれば好きになれるか?

好きだと思えばいいだけだ。

以前

飛行機の機内放送で

たまたま聞いた落語で

桂枝雀さん(故人)が言っていた。

「落語家が何か面白いことを言ったら

笑ってやろうというのは間違った態度ですよ

。面白いから笑うんじゃなくて

アハハと笑っているうちに

何だか知らず面白くなってくる。

そういうようなものなんですよ。」

いや

冗談抜きでこれは真実だ。

この仕事は面白い

好きだと思っているうちに

本当に好きになる。

僕たちは皆

人間を万物の霊長たらしめる

立派な脳を持っているのに

これを迷ったり何かを嫌ったりするために

使うのはもったいない。

何かを好きになって

没頭することに使う方が

何倍も楽しい人生だと思う。

 

入社から9年間は

義務教育期間のようなもの。

何でこの勉強をするのかと

悩んでも仕方ない。

与えられた課題をきちんとこなし

基礎学力をどれだけ身につけたかで

その後の進路が決まってくる。

高校は好きな学校を選べるし

大学なら何を学ぶかも選べる。

僕がマネックスを設立したのは

社会人になって13年目。

ちょうど高校を卒業して

大学に入る段階に当たる。

 

【 引用 終わり】

 

 

私には
なーんの肩書きもない。

もっとも
やたら肩書きだらけの治療家を
勉強家というよりは
胡散臭く思っている。

ここ
たなごころ治療院は
マスコミに取り上げられたこともない。

有名人を
診ているわけでもない。

もっとも
実際は
その道のすごい方々は
実は大勢いらっしゃる。

でもちゃんと
毎日ご予約のお電話いただき
そのほとんどが埋まっていく。

世の中のお仕事のほとんどが
普通の人の
普通のジミーな努力で
出来上がっている。

誰にでも出来る
当たり前のことを
ジミーにやってきただけだ。

だから
1月1・2日以外
店は休まない。

急患さんにも対応すべく
12時から22時まで
通しで受付し
固定的な休憩時間を設けていない。

どんなにすごい治療家だって
最初はテケテケ。

その彼が
今何が出来ると言うことはもちろん
どうテケテケ時代を過ごしてきたかに
より興味がある。

昨日の自分を超えるために
また
同業のライバルに追い越されないためにも
経験を積みまくるしかない。

この業界は
勉強会・学会好きの
自称勉強家が多い。

大いに結構だが
仕事での失敗が怖くて
「練習」
または
「練習の練習」
程度の意識での参加なら

失敗して恥を書くかもしれない
仕事という名の
「ぶっつけ本番」
を数多くこなしたほうが良い。

そもそも
失敗して
恥かいて
それでもお金は
頂かなくてはならない。

否が応にも
腕は上がる。

マネックスグループ社長CEO松本大 さんの
「他人のマネをするよりも
自分の力を120%出し続けることが大切。
いつも答えは自分の中にある。」

この言葉を大事にしている。

たくさん仕事をして
たっくさん考える。

スタッフによく言っている。

『目の前の出来る事から

まずやろう』