わたしが新人に最初に言うこと

わたしが新人に

最初に言うこと

 

「わたしに治療法に関して

質問してはいけません。」

 

患者さんを治せないことに

どの治療家も

どこかで息詰まります。

 

そこで

安易に先輩・勉強会などで

助言を求め

解決した気にならないことです。

 

このような方は

いつまでたっても

息詰まります。

 

自分で解決する能力が

育ってないからです。

 

『症状×患者さんの性格そのもの』

この数だけ

実際の症例は存在するのです。

 

この症例に対応できなければ

仕事にならないでしょう。

 

目の前の患者さんを

よーく観察してみることです。

 

勉強会や学会に逃げずに

目の前の患者さんを

よーく観察してみることです。

 

なぜその患者さんが

そのような症状になってしまったか

よーく考えてみることです。

 

そうすれば

自ずと答えは出てくるはずです。

 

何でもネット経由で

調べられる時代です。

 

ですが

あえて楽な道を選ばず

困難な道を選ぶと

本質に触れることが出来ます。

 

現代人に一番欠けていること

それは

「考えること」

 

他の動物と違い

こういう能力が

人間にしかない能力。

 

それを目いっぱい使わずに

どうするのか。

 

私は一日の予約が

ほぼ埋まってしまいます。

 

さらに

事務仕事も

あります。

 

ある月の月間治療時間は

240時間。

 

一日の連続治療時間は

15時間が最高です。

 

殆どあなたの相手をしている

時間はありません。

 

わたしが

患者さんと

「ガチンコ勝負」を

しているとこは

最高の

エンターテイメント。

 

治療内容が

良くても悪くてもです。

 

そういう

生きた実際の臨床から

勝手に学べなくては

お先は真っ暗ですよ。

 

いちいち

手取り足取り

教わっているようじゃ。

 

わたしが新人に

二番目に言うこと

 

「わたしが一度言ったことは

もう二度と言いません。

一回で理解してください。」

 

仕事中

お互い忙しいのです。

 

目の前の患者さんの為に

全力で立ち向かっているのです。

 

神経をすり減らしているのです。

お互いの限られた時間を尊重するならば

お互いの発言

時間を尊重し

何度も同じと事を言わさないことです。

 

だから

わたしもスタッフに

二度と同じ事を聞かないよう

心がけています。

 

治療自体が

『一期一会』

 

何事においても

もう次はないという

緊張感が必要です。

 

こういう

誰でも

集中力さえあれば出来る

簡単な心がけを

わたしは

大事にしたいです。

 

 

もちろん

忘れることだってあります。

 

それは仕方がない。

 

でも

なんとか一回で

きちんと覚えたい。

 

忘れないようにしたい。

 

こういう心がけが

大事なんじゃないかな。

 

(2014.2.4 ブログより)