腰痛の原因はわからない?

2008年NHKスペシャル 「病の起源」の中で 腰痛学会の先生曰く

「現代医学では腰痛の85%は原因不明です。」

病院に行っても 85%の腰痛の原因はわからない!?!?

バカ正直というか。。。 呆れるというか。。。

病院では レントゲン・CT・MRIなどの画像所見から 診断することが大半です。

また薬がセットです。

患者さんを触らない。 画像所見しか見ない。

それでは 腰痛の85%はわからない。

医療関係者 厚労省 医療機器業界 製薬業界 これらが引っ付いている限り 腰痛の85%はわからない。

そもそも 我々のような商売が存在する理由 それはなぜでしょう?

やはり 手仕事で 筋肉を揉みほぐすことには 効果があるということでしょう。

私のたなごころは 「治し」も「癒し」もします。

揉むことで身体が変わると聞いて 眉つばじゃないかと思う方は 「治し」のマッサージを受けたことのない方でしょう。

わたしは ほとんどの腰痛を その場で変化させることが出来ます。

もちろん 今の自分の技術で 変化させずらい 苦手なパターンも知っています。

ここでは 内緒ですけど。

治療中に 手ごたえを感じはじめると お次は患者さんの 「なんでこうなっちゃったか?」 と言う原因探しに入ります。

このところ 仕事が忙しくて 疲れがたまってるとか

しばらく運動してたんだけど 忙しくて 休んでたら重くなってきたとか

片方の膝をけがしてたとか

普段事務仕事なのに 最近力仕事も やっているとか

その逆とか

赤ちゃんや 重いものを持つのに 膝を曲げずに 腰だけで持ち上げているとか

カゼひいて 寝込んでたとか

今まで さまざまなパターンをお伺いしてきました。

その状況 その使い方なら そうなっても仕方ないね と推理、解説し 痛くなってきたメカニズムを 説明しています。

これで つらくなった原因を 頭で理解し 身体の使い方を改めることで 再発を防止できるのです。

これがホントの 腰痛治療。

85%も わからないなんてこと 当院では あり得ませんね。

皆さんが 「今までどう使ってきたか」 「今どう使ってるか」 でほとんど説明付くんですけどね。

画像所見に 異常な個所が見つかったら それは強烈な説得力がある 瞬間です。

ですが 人間の骨組みは 家やビルの骨組みとは 違います。

家やビルの骨組みは ずれたり・歪んだり 強度が弱かったりしたら大変です。

人間の骨組みは 多少骨組みに異常があっても 周りの筋肉がしなやかで 柔らかい筋肉であれば 異常は出ません。

筋肉は 変幻自在の優れた 骨組みなのです。

時に 何百キロもの力を出し ある時は じっとしてもいられる。

家やビルは じっとしているのが仕事です。

だから骨組みはとても大事です。

ですが 人間は 動きもするし じっともする生き物です。

だからこそ 筋肉があるのでしょう。

筋肉のことを 見て 触って 動きを考えて はじめて 「診る」ことになると思うのですが いかがでしょうか?