ぜひとも正しいアイシングを!!!

急性の疾患
つまり
急に痛くなった物

骨折(折った)
脱臼(外れた)
捻挫(挫いた)
打撲(打った)
挫傷(スジ違えた)
肉離れ(スジ痛めた)
etc…


rice処置が
基本です。

ライス

Rest(レスト 安静)

Ice(アイス 冷却)

Compression(コンプレッション 圧迫)

Elevation(エレベーション 挙上)

と応急処置時に必要な
4つの処置の頭文字をとり
RICE(ライス)処置と呼びます。

RICE処置を損傷直後に
適切に行うことで
治癒を早め競技への
復帰を早めることができます。

なかなか
普段お目に掛かる事のない
アイシングですが
野球の
ゲーム後の
ピッチャーが
肩に何か
グルグル巻きにして
インタビューを受けているのが
アイシングしている
ところです。

アイシングバッグを
何個か
バンデージで
グルグル巻きに
しています。

あんまり
ボヤキたくないんですけど

「冷えピタ」

これクセモノですよ。

冷感と冷却
を間違えていますね。

スイカに
冷えピタ貼って
冷えますか?

缶ビールに
冷えピタ貼って
冷えますか?

最近
冷えピタで
アイシングしてます
なんて話を
お伺いしましたが
正しいアイシングじゃないですよ。

さらに
アイスノン
こいつも。

なんで
「氷」で
アイシングなのか?

それは
患部の表面だけでなく
深部まで冷却するという目的を
達成するために
最も優れているのは氷なんです。

とりわけ摂氏0℃の氷は
質量あたりの
冷却能力(周囲から熱を奪う能力)の高さ
すなわち
冷却の効率という点において
最も優れている。

これは
摂氏0℃の氷1gが
摂氏0℃の水になる際に
要するエネルギー
(融解熱)が
摂氏0℃以下の氷1gの温度を
1℃上昇させるのに
必要なエネルギーよりも
はるかに高いことによる
(温度の上昇に要するエネルギーの大きさは
周囲から熱を奪う能力の高さを意味する)
(一般には温度の低い氷のほうが
質量あたりの冷却能力が高いと誤解されがちである)。

氷を用いる場合は
氷嚢に氷を入れる方法
ビニール袋の中に氷を入れてから
空気を抜いてアイスバッグ
(アイスパックともいう)
を作る方法
バケツの中に
氷と水を入れる方法がある。
氷嚢やアイスバッグを作るのに
十分な量の氷がない場合は
氷を直接患部に当てて動かす方法
(アイスマッサージ)もある。
アイスマッサージは
アイスバッグを当てにくい場所の
アイシングや
局所的なアイシングに
適しており
氷を動かすため
凍傷を起こしにくい
という利点がある。
氷嚢やアイスバッグを
固定させたい場合には
包帯や専用のサポーターを使用する。

コールドスプレーは
氷よりもアイシング効果は低いが
一時的に痛みを緩和させるのに役立つ。
コールドパックも冷却能力は氷より劣る。

保冷剤などは
氷点下以下になるものもあり
凍傷の危険性があります。

実際に
凍傷になった方もいらっしゃいます。

めんどくさがらずに
氷で
アイシングして下さいネ。

我々日本人の感覚では
「冷える」
「冷やす」
ことは嫌われる傾向にあります。

「冷やす」と「アイシング」は違います。
中途半端な皮膚温度に
冷えてしまうのが「冷やす」で、
それをとおりこして感覚がなくなるまで
積極的に冷やすのが「アイシング」です。

マヒが起こると血管が拡張して
血液循環がとても良くなり、
筋肉は逆にやわらかくなります。

ケガなどの
急性期における
「炎症の5徴候」
発赤・熱感・腫脹・疼痛・機能障害は
アイシングにより
「発赤」「熱感」はもちろん
血行が良くなることで
「腫脹」が引き
発痛物質も速やかに流れて
「疼痛」
も減ります。