念のために…

念のためにと 気持ちが慎重になったりすることがあります。

念のためにと 慎重に身体を使っていることがあります。

転んではいけないと 念のためにと慎重になっても いざ転んでしまったら 速やかに対処出来るでしょうか?

柔らかく構えているからこそ 速やかに その状況に対処出来ると 考えますが いかがでしょうか?

イチロー選手が その代表格。

様々な球が やって来ると分かっていても

ワンバウンドの玉にも 対応してしまう辺りが 身のこなしの柔らかさ。

転ばぬようにと ご年配の方が 杖をついていらっしゃいますが

いざ転んでしまったら その杖は役に立つのでしょうか?

杖を握ったまま転倒されて 骨折のリスクが高まると考えますが いかがでしょうか?

いざ転んでしまっても きちんと手が出た方が 結果的に軽症で済む様な気がします。

結果的に 杖に頼りきりの 身体の使い方よりも 転んでしまったら

上手いこと 手をつこうという姿勢の方が 様々なリスクに対して 前向きな気がします。

それでも 周りのご家族は 何かあったら大変と 念のために 杖を持たせます。

気持ちも 身体も 慎重になることで 必要以上に 筋肉を硬くし 肉質を悪くし

症状を悪化させていると 当院の患者さんなら お気づきになるのですが いかがでしょうか?

でも 人は気持ちが乗っかった 生き物です。

慎重にならざる得ないことも よーくわかります。

でも もう少し 柔らかく 使って欲しいです。 心も身体も。