アキレス腱の傷害

こんにちは。 伊藤です。

今回は アキレス腱の傷害の話。

患者さんに アキレス腱断裂 アキレス腱周囲炎 をされた方がおられたので まとめました。

アキレス腱は 下腿三頭筋と呼ばれる 腓腹筋とヒラメ筋が 踵に付着する手前の腱の部分

そのため 下腿三頭筋の柔軟性などが おおいに関わってくる

【アキレス腱断裂】 予兆はほぼない

ジャンプや踏み切りなどで 腓腹筋が急激に収縮した際に受傷

「棒で打たれた」ような強い衝撃 手術的療法と保存的療法がある

復帰時期は若干手術のほうが早いくらいで

スポーツ選手でも保存的療法を 選択する場合もある

〇手術的療法〇 アキレス腱を直接繋ぎ合わせる 縫合した部分の強度が高くなるまで

一定期間は体重をかけないようにする 固定期間が短い分 筋力や可動域訓練を早く行える

〇保存的療法〇 足関節を固定しアキレス腱が 自然に繋がるのを待つ

だいたい6週間のギプス固定を行う どちらの療法を選択しても

ギプスを取った後は 徐々に可動域を広げていく リハビリを行う

【アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎】 オーバーユース(使いすぎ)症候群の一つ

下腿の筋の大きな牽引力が 繰り返されることで アキレス腱だけでなく

そのまわりの組織に炎症を起こす 対処としては アキレス腱への張力を軽減するため

ふくらはぎの柔軟性向上 アライメント(骨の並び)補正

予防としては ふくらはぎの筋の質を良くする! のが先決(^o^)丿

使った後のアイシング・ストレッチング おふろに浸かった後のストレッチング

使い過ぎてるな~ と感じているランナーさんは 是非日頃からのメンテナンスを(*^。^*)