事故から1年
1年前のバイク事故から 当たり前に1年経った。
たまに お気遣いの言葉を 掛けて下さる 患者さんもいらして とても嬉しい。
事故当日は 10時~17時まで すべて予約いただいていたにもかかわらず
キャンセルせざるえない状況になってしまい
大変申し訳ありませんでした。
脚の脛の神経が1本切れたらしく 完治に数年かかるらしいとの事だったが だいぶ調子は良い。
銭湯に入るたび ジャグジーを当ててせいか 当初 ボワ~としびれた感じだったが 感覚が戻って来ている。
否が応うにも ほぼ毎日 事故現場を通るので 気分は悪い というか 気が引き締まる。
ご存じない方もいらっしゃるので 事故当時のブログより 「自分の交通事故治療 ①」
7月29日(日) ご予約いただきました 患者さん
私の不注意で せっかくのご予約を キャンセルしていただく事態となり 誠に申し訳ございませんでした。
以後このようなことがありませんよう 安全運転を 心掛けます。
先日の出勤中に 自動車との衝突事故を起こした。
いわゆる サンキュー事故と 言うヤツで
ステップワゴンが 軽自動車を 譲ったので 全然見えなかった。
皆さんも気をつけて下さい。
幸い 下腿の裂傷3箇所と 両膝の打撲で済んで 良かった。
この打撲が 強烈に痛くて しばらく バタバタもがいた。
そうしながらも バイクの キルスイッチを 這って切る。
上の赤いボタンです。
これは 転倒など緊急時に ハンドルから 手を離さなくても エンジンを停止出来るように 付いています。
残念ながら せっかく便利なものが付いているのに 反応は出来ずじまい。
幸い オイル漏れがなく 火災の心配はなさそう。
軽自動車の オジサンがすっ飛んできて いろいろ 手助けして下さる。
ひっくり返ったまんま 山崎先生に 電話して
私の本日の 10時~17時の すべてのご予約を キャンセルしてもらうよう お願いする。
当日 ご予約いただいておりました 患者さん 大変申し訳ございませんでした。
そうこうしているうちに 救急車が到着。 初めて 救急車に乗った。
救急隊員の方は 白衣の兄ちゃんが ひっくり返ってたもんだから 驚かれたようだ。
わたしは 着替えるのが面倒なので 白衣で出勤している。
運良く? 消防署の前での事故だったので 救急車の到着は ピカイチに速かった。
「もうちょっと遅かったら、 熱中症の患者さんが ここんとこ多いから こんなに早く来らんなかったよ。」
と救急隊員の方。
右の裂傷は 脛骨と膝蓋靭帯が 見えていたので 救急隊員の方は 「開放性骨折」と診断。
私は ストレッチャーの上で 各関節を動かしたり 救急車の後部ドアに 脚を押し付けたりして 受傷の程度を確認していた。
水平方向だが 荷重痛がないので ヒビの可能性は捨てきれないが ポッキリは、いってないだろう。
「開放性骨折」の疑いと 救急隊員が言うものだから どの病院も受け入れ拒否。
日曜日は 整形外科の救急担当が少なく 開放性で 患部の管理が難しいと 断られることが多い。
あぁ これが 「たらい回し」 しばらく いろんな 病院に連絡する。
この 「開放性骨折」を 「複雑骨折」というのだけど 皆さんちゃんと理解してるかな?
今まで 患者さんから聞いた 「複雑骨折」なるものは
正確には 「粉砕骨折」つまり 皮下で骨が砕けた骨折であったものが ほとんど。
開放性による分類
- 閉鎖骨折(単純骨折)
- 閉鎖骨折とは骨折部が体外に開放されていない状態の骨折を指す。
- 複雑骨折に対比して単純骨折とも呼ばれる。
- この場合、骨折部に細菌が感染する危険性が低い為 筋骨格系の治療のみとなる。
- 開放骨折(複雑骨折)
- 開放骨折とは骨折部が体外に開放されている状態の骨折を指す。
- この場合、露出することにより骨折部に 細菌感染が起こる可能性がある為
- 治療が複雑となることから複雑骨折と呼ばれることもあるが
- 複雑に骨折している(複数箇所の離断が見られる)と 誤解されることも多いため
- 開放骨折の語が用いられることが多い。
- この場合、筋骨格系の治療のみならず 感染に対する治療も行われる。
- 実家から一番近い 市内の病院が 受け入れてくれることになり 搬送される。
- 起きたまま こんなに 上向きだったことが 今まであるだろうか?
- CT・レントゲンに 異常なく 裂傷の縫合。
- もうすでに 脛に感覚がほとんどなく 局所麻酔の注射を 傷口にバンバン打たれても 何ともない。
- どうも 神経が 1本 イカレテいるらしい。
- 黄色い 脂肪の層だろうか 生理食塩水をかけながら ハブラシで ゴシゴシされているのを見ていると
- 自分の脚ではないようだ。 ベテランのドクターが 若いドクターに説明しながら 縫合する。
- 「ここはキッチリ縫合せず 血が外に出るように。」
- 時折 膝がうずくように痛む。
- 縫合しながら 膝を アイシングしてくれると 助かるのになぁ。。。
- 結局 松葉杖貸すから ちょっと待ってて と2時間待たされて 入院せず タクシーで帰宅。
- 膝がパンパンに腫れて 曲がんない。
- いわゆる 水が溜まった状態で 左膝は 内出血も見られる。
- 右足背が 浮腫みはじめた。
- いつものカメラが使えないので 慣れないコンパクト。
- ピントが後ろに合ってるし… 受傷から およそ5時間 ようやく アイシング。
- なぜか 病院では 全く膝の打撲に関して 治療してくれなかった。
- 待たされてる間も アイシング出来るなら お願いしますと言ったのに 放置プレー。
- ふぅ~ ようやくスッキリする。 こうなると 風呂が大変なんです。
- でっかいビニール袋で 濡れないように。 でも いいのがあるんです。
- 探すと何でもあるんだぁ。
- これなら 全然濡れない。
- この日は 伊藤が午後出勤で 山崎一人で 何件もの電話対応を してくれたことに 感謝。
- スタッフがいてくれて ホント いろいろと 助かりました。
- 脚を伸ばすと痛いので 脚の下に 冬の掛け布団を敷いて 床に入るも やっぱり痛くて なかなか 寝付けない。
- はぁ ホント 生きてて良かった。
- そういえば 私の大好きな 料理研究家 ケンタロウさんも バイク事故されたんだっけ。
- オイスターソースを 味付けのアクセントにされることが多く 『白いご飯』と 合うんですよ。
- 男子はこういうの 好きなんだよなぁ (^O^)/ でも 『糖質制限』してから 『白いご飯』は すっかり ご無沙汰。
- お互い バイクは 気をつけましょうね (^O^)/ 続きます。
自分の交通事故治療 ② 「新しい創傷治療」
夏井先生を訪ねて
【ご注意】 傷口など 生々しい画像を含みます。
救急搬送された病院の 次の予約まで 1週間。
そこまで待ち切れず ちと遠いけども せっかく ケガしたんだし 良い先生に診て頂こうと。
練馬区光が丘まで行って来ました。 ステキな街並み。
練馬光が丘病院 傷の治療センター にいらっしゃる 夏井睦先生は 『新しい創傷治療』というHPの中で
https://www.wound-treatment.jp/
傷の新しい治し方 『湿潤療法』を 提唱されております。
こちらが 日々様々な情報が更新されていて とっても 勉強になります。
初診 8月2日 いよいよ診察室に通される。
わたし 「はじめまして 先生のHPは 5年ほど前から拝見しております。
糖質制限を始めて半年ほど経ちますが すっかりお腹もへっ込んで 空腹感もありません。
ありがとうございます。 本日は よろしくお願い致します。」
夏井先生 「そうでしょ。 わたしは ミックスナッツを 小分けにしてるんですよ。」
にっこりと 迎えてくださって 感激です o(^▽^)o 治療の前に 糖質制限の話で 盛り上がってしまう。
包帯を外して 患部を洗う。 水道水で ジャーと。 消毒は行わない。
患部に差し込んであった ドレーンを抜いて
縫合糸の束を 半分に折って 傷口に差し込む。
「この方が、毛細管現象によって キレイに排出されるんだよ。」
最後に記念撮影。 こんな診察初めて。 看護師さんも テキパキと仕事されて 夏井先生と ナイスコンビ!!!
「1・2日経ったら 縫合糸は抜いていいよ。」
前の病院では ガーゼ+包帯でしたが 先生は 「ズイコウパッド」+包帯に変更。
プラスモイストTOPなどの 各種ドレッシング材の吸収力を補う
二次ドレッシング材としてお使いいただけるパッドです。
高吸収性のポリマーシートを 使用しているため吸収力に優れ、
多量の浸出液でも1枚で十分に吸収できます。
独自構造を採用することにより 優れたズレ応力(剪断応力)の緩和と 卓越した柔軟性を実現しました。
これなら 私も持ってる。 以前に HPで紹介されて 買っといたのだ。
2日後 職場で包帯をほどくと こんな感じ。
スルーと 痛み無く抜けた。 新しい ズイコウパッドに取り替えて 包帯を巻く。
まだ 膝が曲がらず 仕事ができない。 当院の 待合室の本棚に 夏井先生の本を 置かせていただいてます。
「ドクター夏井の外傷治療裏マニュアル」に 私の治療の方法が記載されていた。
怪我をしてから読むと 実際にそのように 治療されている自分の脚が 目の前にあり すごく納得!
2診目 8月6日 今回は サインを頂いちゃいました。
先生ありがとうございます o(^▽^)o
創を見て先生が 「抜糸は次回だけど 海入っていいよ。」
「?!?!」 「つまり 創はちゃんとくっついているから OKということですか?」
「そう。」 その時は気付かなかったけど シャレになってたのね(^_^;) 続きます。
「自分の交通事故治療 ③」
【ご注意】 モツ焼き?など 生々しい画像を含みます。
膝の治療は 自分・スタッフで 行う。 コイツは 超音波治療器。
超音波の 微振動によって 筋肉・腱を柔らかくする。
まだ 患部の腫脹・圧痛がひどく 触れないので コイツでもって 患部のマッサージ。
腿のしたに タオルなどのクッションを入れて 膝関節を 突っ張らせ ストレスをかけます。
そこで パテラ(膝蓋骨・お皿)周辺から 大腿四頭筋にかけて 超音波をかける。 即効性があり 膝が軽くなります。
ただ 当てすぎると 超音波治療器特有の 鈍痛が ヤな感じ。。。
夏井先生の HPより 引用させていただきます。
2012.8.12 更新履歴より 茨城県で湿潤治療といえばこの人
にしぼり整形外科の西堀先生ですが またまた面白いメールをいただきました。
入荷致しました。
「自分の交通事故治療 ④ 「新しい創傷治療」 夏井先生を訪ねて 」
【ご注意】傷口など 生々しい画像を含みます。
もともと バイク通勤なので 滅多に電車に乗らないが
通院時が朝の通勤時間と重なると マジ怖い。
つくづく 膝が悪い人には 昇りエスカレーターではなく 降りエスカレーターが ありがたいと 感じる。
松戸駅にいたっては 改札から ホームに降りる エレベーターがなく エスカレーターも 不足気味。
階段を 一段一段降りるので 正直 しんどい。
しかも 人並みが次から次へと 押し寄せて とても怖く また 申し訳ない。
昇りは 足・股関節だけでも かなり上がっていけるが 降りは 絶対膝がある程度曲がんないと 降りらんない。
今年の頭に 治療院のトイレに 手すりをつけたのが とっても助かってる。
和式は絶対無理。 いよいよ 抜糸の日。 8月11日
パチンパチンと。
またまた ズイコウパッド+テーピングで。
これで 夏井先生とお会いするのは おしまい。
今まで ありがとうございました。 ちなみに 薬は一度も出てません。
適当に 自分で ズイコウパッドを 張り替えてただけ。
最後に 妻の冷え性に関して アドバイスを頂き ありがたい o(^▽^)o 8月12日
創の周りの毛を剃ってみた。
もう一息だね (^-^) 患者さん Sさんからお電話。
「家族が足の捻挫をしました。 医者は、安静にしなさいと言います。
確か宮本先生は 安静にし過ぎるなと言ってましたよね。 どうしたら良いでしょうか?」
「固定はしてないんですよね。 処置は、湿布だけですか?
でしたら 痛みの出ない動かせる範囲で 動いてください。
その方が 治療期間は短縮でき 関節が固まってしまうなどの 後遺症が出にくいでしょう。
心配でしたら 診せてくださいね。 お大事に。」
患部を早く治すには 血行が大事です。
ただ横になって安静にしていると 最低限しか血液は流れません。
それでは 治っていくスピードもそこそこです。
ですから 使えるところは積極的に使い 患部は 痛みがでない程度に 動かしてください。
足の捻挫で 立って歩くのが辛ければ 横になったままで結構です。
足の指を積極的に動かしましょう。 そうすれば 足の指先へ どんどん血液が流れます。
その血液が 足の捻挫を治すお手伝いをしてくれます。
「念のために安静に」 という言い回しがあります。
念のためとは 状況がよく理解されてない 曖昧な回答のように聞こえます。
先日の 「私の交通事故治療② 「新しい創傷治療」 夏井先生を訪ねて 」 の中で
まだ抜糸が済んでいない私の傷を見て 夏井先生は 「海に入っていい。」と おっしゃいました。
並の医者なら 「抜糸が済むまで 念のため 海は控えてね。」 というでしょう。
状況判断ができてるか? これは 非常に大事なことです。
何も知らない 患者さんに 「念のため」ということは 丁寧な対応にも感じますが いい加減な対応にも感じてしまいます。
こころのどこかで 「放っときゃ、そのうち治る」 位にしか考えてない医療人と しっかり状況判断
出来ている医療人とを比べると 後者のアドバイスは 具体的かつ 的確です。
夏はいつもそうなんですけど ビーサンを履いて 出来る限り 足の指先から しっかりと動かすことで
血流量の確保に 努めてみました。
続きます。
「自分の交通事故治療 ⑤」
8月15日 治療前 治療後
お尻とふくらはぎの隙間に 注目! もーちょい。 治療前
治療後
短パンが ふくらはぎと 触れている長さに注目!
9割方OK! 正座がきつい (>_<) もーちょいだね!
石渡先生ありがとう (^O^) 入荷致しました。
長々と 失礼いたしました。
最近 以前から 個人事業主 会社役員 自営業の患者さんに 勧められていました 車通勤にしました。
少し時間はかかりますが 快適そのものです。
うまい肉を食いました。
お盆休みの みなさん 楽しんでくださいね (^^)/