パワーではない

3月のある日 勝浦市部原海岸。
写真は ちょうど1年前のもの。
 

この日は 30~40人ほど入っていて まずまずの込み具合。
この中に 2人の小学生いた。
この子たちが ローカル(地元)で 慣れているのか 大人を差し置いて

バンバン波を取って 乗りまくっている。
波のクセ 海をよーく知っているからなのだろう

ぺちゃくちゃあどけなく おしゃべりしながらも スイスイ波に乗って行く。
 

改めて 「パワーではない」 そう強く認識されることとなった。
ほかのスポーツで こういうことは珍しいかもしれない。
小学生が 大人を嘲笑うようなことは 滅多にないことかもしれない。
波乗りのために 筋トレしようとか 走って基礎体力つけようとか

そんな事 大したことじゃない そう気付かされてしまった。
パワーで 力ずくで 波を切り裂くのではなく

海をよく観察し 波にうまく調和することで 波と戯れる。
そんな微笑ましい さわやかな一日だった。



なんでも熟練した人って サラッとやってるでしょ。
そこに至るまでは もちろん力んで がむしゃらに 踏ん張っていたかもしれないけれど。


「力は入れるものでなく、使うものだ」

元読売ジャイアンツ ピッチャー 鹿取義隆