裏表

 このような本を これから医学を学ぶ方は ぜひ読んでみて下さい。
今この世界に入った頃を振り返って 当時自分が選択した考えや方法は 間違いないと思ってました。
プロとして 何の実績もないのに そう思い込んでました。
また 患者としても 治療を大して受けたこともないのに そう思い込んでました。
つまり 仕事を与える側 仕事をいただく側 双方について 経験もないのに そう思い込んでた訳です。


当院には こんな本が置いてあります。
特にこちらの本は

最近 「あら、うちの子打っちゃったワ。まずかったかしら?」

なんてよく言われます。
私が大事にしていることは

「Aが良いと言う話があったら Aは良くないと言う話も聞いてみる。」

と言うことです。
余計なお節介なのですが そういうことを知ってもらいたくて

これらの本を目立つように 置いてあるのです。
わたしは かつて往診先で インフルエンザワクチンの 副作用による

脳性麻痺のお子さんを 見たことがあります。
植物状態でした。
そのような経験から この本を読んでみたのです。
そして これは良いと言う物の 裏側もある事を知りました。
物事の裏表を 自分の考えてることの裏表を

人の言ってた裏表を 誠意を持って疑ってみることです。
この世界に入ってよくわかりました。
お金に塗(まみ)れていることを。
余計な治療したり 余計な手術したり 余計な薬を出したり 余計な検査をしたり

自分の家族にもそんなことするのか 聞いてみたくなる 医療機関の話も聞きます。
生きて行くのに 仕方の無いことなのかもしれません。
技術職である以上 稼ぐことも大事ですが 自分の家族を守る事も大事です。
自分の技術で。
そういう 余計なことをして 金儲けしても 自分の専門分野で

何かあった時 家族を救える技術がなければ 意味がないと思うんですよ。
腰が痛いのに よそでうちの家族が治療受けてたら 凹みますよ。。。
もっとも 心配ご無用。
いちいち聞かなくても 家内の寝相を見れば もうどこが悪いか わかるようになりました。
先日 初の大腰筋刺鍼をして 調子が良くなったようです。
いろんな裏表を知り 患者さん 家族に 良質の物をお届けしたい。
そう思っています。

「どうしたらスポーツ選手を 診れるようになりますか?」

こういうご質問を 頂きました。
30日(水)に お答えいたします。