リピート率
何でも数字で語ると わかったような気がするが 本当だろうか?
先日みえた ホームページの営業マンは
「患者さんのリピート率はどれくらいですか?」と言う。
「それってどれくらいのスパンで?」わたしは言う。
「院によって様々ですが。」
「うちは即効で治すのが売りなんだよ!
もちろん毎週 わたしのマッサージを楽しみに いらっしゃる患者さんもいるけど
必要な時に来てくれればいいと思ってんだよ!
そんなにバカみたいに通わせてどうすんだよ!
その辺のなんちゃってと一緒にすんな! ボケ!!!」
新規の患者さん 既存の患者さん 各々しっかりリピートくだされば 絶対につぶれやしない。
多店舗展開も可能。
ギャラもうなぎのぼり。
なわきゃねーだろ! 今後も 接骨・整骨院業界は 新規出店が続き
美容院、歯科業界と同じよう 競争は激化する。
1店舗当たりの売り上げは 年々低下している。
だからと言って 患者さんをダラダラ引っ張って 長々通わせる営業方針は もううんざり。
前の勤め先の接骨院は
「お大事に~。
また明日~。」
と 患者さんの帰り際に言うのが お約束。
だから腕上がんないんだよ。
早く治して とっとと ご卒業願うのが 先生と患者さんとのいい関係。
Kさんの話。
先日およそ一年ぶりに来院された。
この方 トップアマレベルで 野球をされている。
「お久しぶりです。」
とわたし。
「いや~先生に教わったストレッチしてたら ずっと調子良くってね。」
良かった。
ホントうれしいです (>_<) たった年に1回でもいい。
必要な時に またあそこに行こう。
そう思ってくれる患者さんを つくることが 大切なこと。
結局こういうことが 数字となって表れる。
先生と患者さんの距離感は ほどほどでいい。
治療をすんのが仕事なのか? 先々まで予約で埋めるのが仕事なのか?
どっちがやりたいんだか わかんない店も お伺いする。
医療界は 「恐怖産業」 「あんたこれ飲まないと 〇〇になるよ。」
「あんたこれしないと 〇〇になるよ。」
心配性な チキンな患者さんには 何とでも脅せる。
そして治療を 長々と引っ張る。
そして様々なものを これでもかと売りつける。
卑しいにもほどがある。
そんなこと言ったって こっちだって 生活があんだからサ。
それはわかる。
わたしが愛読する HP、ブログの 先生方は
皆より良い治療法を 模索することに夢中だ。
このなかの 東京のど真ん中で成功された ある先生(手技・鍼灸系)は
わたしの憶測なのだが より自分を鍛えるため わざと ある島の ド田舎に越してしまった。
ここで 失敗などすれば たちまち 廃業に追い込まれてしまうだろうし
そもそも 患者さん自体の絶対数だって少ない。
背水の陣をひいたわけだ。
そして現在 安定した暮らしをされているようだ。
これが本当の 強さだと思う。
わたしはマネは出来ない。
先生は 特定の患者さんの財布に依存しない。
出来るだけ早く治し 広く、多くの患者さんから 支持されること。
患者さんは 先生に治してもらうことだけに依存しない。
痛めたことから学び 自己管理し セルフケアも出来るようにする。
それが お互いの時間とお金の 正しい使い方。
スペイン旅行帰りの 患者さんから
いつもありがとう(^O^)/