登山・トレイルハイカーの方へ

登山中のケガで多いのは

やはり「ひざ痛」「足首の捻挫」「足の爪損傷」です。

そして

その痛みのほとんどが「下山中」に起きています。

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筋力の限界で、浮石に着地して

滑る濡れた石、苔の生えた石、ぬかるみ

あんな足場の悪い道を歩くのだから

ケガする原因探したら

山のようにあります。

 

ではなんで下山時に多いのか?

ひとつに

登りでたくさんの筋力を使い

硬くなるからだと思います。

 

日常の階段でも

登りの方が辛いと思います。

下りはリズミカルに

トントントーンと

 

しかし

筋肉が硬く

股、膝、足関節のどれか一つでも

動かしづらい方は

下りもゆっくりになります。

だから

一歩一歩安定させるための

筋肉をタップリ使います。

つまり、より凝ります。

 

登山も同じようなことが

起きます。

登る→

山頂で大休止(風が気持ちいい(^o^))

=疲労と風で冷やされた筋肉は硬くなる

→硬さの強い方は下りでさらに凝る

→膝が痛む又は支えられず足首を捻挫

、堪えきれず爪を損傷。

 

つまり

凝った筋肉をほぐせば

膝痛や足首の捻挫、爪の損傷も

治せるし、防げるのです!

 

しかし

効果的なほぐし方や箇所が違うと

治らないことがあるのです。

だからこそ

日々改良し進化している

僕らに診させて欲しいです。

 

もう少し突っ込んで

「登山はどういう筋肉を使うのか?=凝るのか?」

登りの動作を想像すると

大体

太ももを上げながら膝を曲げ

つまづかないように足の指を若干上に上げる

そして着地

次に

脚を伸ばし乗り上げる

これを左右で繰り返し登って行くと思います。

 

その動作で使う筋肉たちは

太ももを上げる時に

太もも前面の大腿四頭筋や縫工筋と内側の大内転筋。

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さらに

体幹と呼ばれる筋肉の

腸腰筋

これらが凝る腰痛を引き起こす場合もあります。

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同時に

膝を曲げる時に

もも裏のハムストリングスという筋肉が関係

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これらは全て膝周辺に付着している筋肉です。

だから

膝痛に関わることが大いにあります。

 

そして脚を伸ばす動作は

大殿筋というお尻の筋肉とハムストリングスも関係。

これも連携して膝痛に関与します。

 

次に

足の指を上げるのは

前脛骨筋が関係

前脛骨筋 Tibialis anterior muscle-5

この筋肉は足首を内側に向ける作用もあります。

つまり

足首の捻挫の多くは

足を内側に過度に曲げてしまうことで

起こることが多いですから

前脛骨筋が凝り、収縮すると

必然的に捻挫しやすくなるのです。

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また

足場の悪いところで踏ん張りにくくもなるので

靴の先端に爪が当たり痛めたり

無理に使い続けると

足の裏がつったりもします。

 

以上

大まかにご説明しましたが

まだまだ

皆さんそれぞれのクセや環境によって

凝る筋肉は変わり

痛み方も多種多様です。

 

ですから

痛みの原因が解らない方

病院に行っても治らない方

悩み続けるのではなく

僕らに一度

診させて下さい。