【154】〖お昼のつぶやき〗『紙上診察室  足裏への負荷軽減を 歩き初めにかかとが痛む』 東京新聞より

2022.10.31

 

院長 みやもとです

 

〖お昼のつぶやき〗

【2020 種子島】

 

紙上診察室

足裏への負荷軽減を

東京新聞より引用

Q 数ヶ月前から

足のかかとが痛みます。

 

起床して

一歩踏み出す時

座っていて

一歩踏み出す時が痛く

我慢して歩くと

痛みが消えます

(女性・55歳)

 

A  年齢、症状から

足底腱膜炎が疑われます。

 

足底腱膜は

足の裏のかかとの骨から

指まで膜のように

張った腱組織です。

 

足の縦アーチ(土踏まず)を

支える

重要な役割をしています。

 

かかと付近で

足底腱膜に

操り返し負荷がかかると

発症するといわれます。

 

①起床時、歩き始めると

かかとが痛み

歩いていると軽くなる

 

②かかとの底の内側で圧痛

 

③足関節をそらせた上で

母趾(足の親指)を

さらにそらすと

かかとの痛みがでる

が典型的な症状です

 

対処法としては

アイシングや

かかとの負荷軽減が重要。

 

足底やふくらはぎの

ストレッチも効果的です。

 

改善しない場合

整形外科で痛み止めの内服

外用剤の使用

ステロイドの注射

靴の中敷きや夜間装具の作成

などを行います。

 

これらで

80~90%が治りますが

数ヶ月~一年

かかることもあります

 

長く痛む場合は

体外から衝撃波を当てたり

足底腱膜とかかとの骨が

つながった部分を

切り離す手術をしたりする

こともあります。

 

保険適用外ですが

血液を採り

組織修復を促す血小板を

濃縮し注射する

「多血小板血漿療法」

痛む部位にできた異常な血管を

カテーテルを使ってつぶす

「血管内治療」を

行う施設もあります。

 

痛みの原因は様々です。

 

神経圧迫による

神経絞扼性疾患

かかと部の脂肪の萎縮

足底繊維腫症

疲労骨折などの

可能性があるため

整形外科の受診を

お勧めします。

当院にいらっしゃる

患者さんの多くは

一般的な医療機関で

治らない方が

大半です

 

こういう痛みと

関連のある

あるところを緩めると

良くなります

 

痛いところでは

ありません

 

お困りの方は

ぜひ診させて下さい