【111】〖お昼のつぶやき〗肘内障
子どもによく起こりますが
手を強く
腕がだらっとして
まるで
状態になることを
肘の関節の
細い輪状の靭帯が
靭帯が未発達なために
靭帯が十分に発達する
7才以降には
この状態になると
子どもは痛がって泣き
腕をダラリと下げ
ひじを曲げることができません。
あるいは
手のひらを
後ろに向けた状態で
じっとしています。
肩が上がらなくなった
手首が抜けた
と言われることもあります。
注意深く観察すれば
肩や手首には異常なく
肘関節を痛がっています。
肘内障の場合には
顆上骨折や外顆骨折
(上腕骨の骨折)と違って
変形・腫脹はないため,
X線をとる必要はないでしょう。
≪整復法≫
原因が「ひっぱった」もの以外は
肘内症ではないと考えて
治す操作をしない。
手を突いたり
ぶつかった
ようなものであれば
骨折、捻挫、打撲を
疑わなくてはいけません。
3種類ご紹介します。
①
子供の肘を90度に曲げ
手首を内側や外側にひねる。
つまり前腕だけを回転させる。
「きらきら星」の動きの要領。
②
手のひらを
上に向ける状態にして
肘関節を支え
そっとひじを曲げる。
③
肘関節をつかみ
親指で橈骨頭を押さえ
あいている手で
患側の前腕を
回外(手のひらを上に向ける)させる。
それで整復できなかったら
回外の姿勢を保ったまま
前腕を押し込むようにしながら
屈曲させる。
無理にトライされなくてもよろしいですが
念のため書き出しておきますね。
≪整復音≫
「コリッ」「ポコッ」「コクン」が感じられる。
感じられないこともある。
傷めた手でバイバイが出来たり
おやつ、おもちゃ、絵本を
差し出して手が出ればOKです。
≪予防法≫
習慣性になりやすいため
子供の手を
引く時に
「手首」でなく
「手」を握るように
したほうがいいでしょう。
くせになってしまったとしても
7才を過ぎると靭帯が強くなり
たびたび起こすことはないでしょう。
整復が無事終わったら
こちらをプレゼント。
「スティックシャボン玉」
上部のスティックを
回し抜いて振ると
でっかいシャボン玉が出来る。
もち
整復がちゃんと出来たか
最終確認も兼ねています
(^-^)/